商品コード:1265-014nb[ETERNA] P.レーゼル(pf) / モーツァルト:Pf作品集-3/Pfソナタ18番K.533+494, アダージョK.540, Pfソナタ16番K.570, 変奏曲K.573
商品コード: 1265-014nb
商品詳細:1974年スタートしたモーツァルト・EDの為に、仏人女性セシル・ウーセが2枚のソナタ集を録音し、補う形で、東独のP.レーゼルが残り3枚を収録した。但し時期が離れ、レーゼルは1977~82年の間。最後の1枚は青レーベルでオリジナル。実際ウーセの2枚よりずっとレアで、特に青レーベルの1枚が最も入手難。レーゼルのピアノはウーセと対照的に女性的であり、夢想にふける詩人のようであり、イメージが優先する演奏。はっきり言って、よりモーツァルト的なものを感じる。なおピアノ・ソナタ ヘ長調 K.533は3楽章形式で第3楽章がAllegretto ヘ長調でピアノのための小ロンドK.494が当てられている。K.533はことわりがない限り必ず小ロンドK.494とセットで演奏される。当初2楽章だったK.533にK.533作曲の2年前の1786年6月に作られたアレグロK.494を加えて1つのピアノ・ソナタを完成し、ウィーンのホフマイスター社から「フォルテピアノまたはクラヴサンのためのソナタ」として初版した為である。最終的に作曲者自身が一つのソナタとしてまとめたことを尊重し、新全集は「ピアノソナタ第15番」として扱っている。ちなみに旧全集では一番最後の第18番だった。 ただし[全作品事典]はこのソナタを「第18番」としたまま、作曲された年代順に並べて、「第15番」(K.545)の前に置いている。 ジャンル別に作品に通し番号を付けると分かりやすくなるが、それほど意味のあることではない。タイトルのモーツァルト:Pf作品集-3はP.レーゼルが録音した3枚目という意味でモーツァルト・エディションのセシル・ウーセと共同で録音した全5枚のLPの3枚目を指すものではない。レーゼルの演奏はセシル・ウーセを上回る上手さで、レーゼルが全5枚を録音した方が統一感が取れて良かったと感じる程である。1982年という年代を考えるとペーター・レーゼルのピアニストとしての才能を絶賛するしかない。またこのレベルはETERNA以外のレーベルでは中々ないことである。当番号に黒レーベルは存在しない。非常にコストパフォーマンスの優れたLPである。
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