商品コード:1270-042[Le Club Français Du Disque] B.ヴァール指揮ヴェルサイユ室内o. C.サネーヴァ(s) J.J.ルシュール(t) L.ブーレイ(cemb) 他 / ラモー:アクト・ド・バレ「花飾り、または魔法の花」
商品コード: 1270-042
商品詳細:ジャン=フィリップ・ラモー(1683-1764)は仏生まれ。フランス・バロックの代表的存在。「優雅なインド」は有名で、オペラ=バレと呼ばれる形式だが、この「花飾り」はアクト・ド・バレと呼ばれる作品群で、「ピュグマリオン」が代表作として知られる。これは1751年の作品。ネット等を見ると2000年代のCD録音が世界初録音と書かれているが、もちろん誤り。アナログは奥が深い。CD時代でさえ珍しい曲が、しっかりモノ期から録音されている。フランスのギャラントな宮廷音楽の奥深さを体感していただきたい。音も良い!ラモーのオペラはいくつかのジャンルに分けられ、トラジェディ・リリック(抒情悲劇)では「イポリートとアリシー」。最も知られるオペラ=バレでは「優雅なインドの国々 」が知られる。3つ目のジャンルとしてアクト・ド・バレとして「ピグマリオン」が有名である。「アクト・ド・バレ」は簡単に言うなら「一幕のバレエ付きオペラ」である。一幕作品なので短い物が多い。「花飾り、または魔法の花」はこの「アクト・ド・バレ」とされるジャンルの1751年の作品で演奏されることは少ないが「ピグマリオン」の次に重要な作品とされている。尚、他にもジャンルがあり、英雄的牧歌劇(パストラル・エロイック)、抒情喜劇(コメディ・リリック)と呼ばれる形態にも数曲ずつ作品を残している。ラモーといえば録音ではクラヴサン曲集の録音が最も多いが実はフランス語オペラの作曲家なのである。フレンチバロックは日本ではまだまだメジャーとは言えないジャンルであり、クラシックといえばドイツ作品から始まった日本ならではの事情がある。アクト・ド・バレとはいかなるものか知ることができる1枚である。
ヴァールの在庫一覧へ