[PHILIPS] G.スゼー(br) D.ボールドウィン(pf) / デュパルク:歌曲集 全12曲

[ 1275-049 ] Duparc - Gérard Souzay, Dalton Baldwin – Melodies

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商品コード: 1275-049

作品名:デュパルク:歌曲集(12曲/旅への誘い, フィレンツェスのセレナーデ, 波と鐘, 恍惚, ローズモンドの館, ラメント (嘆き) | 前世, 遺言, フィディレ, 悲しき歌, エレジー (悲歌), ため息
演奏者:G.スゼー(br)D.ボールドウィン(pf)
プレス国:フランス, France
レーベル:PHILIPS
レコード番号:835 161 LY
M/S:ステレオ, stereo
枚数・大きさ:12インチ, 30cm×1
評価/レコード:7
評価/ジャケット:A : 軽度のスレあり
キズ情報:
レーベルタイプ:【フランスでのステレオ・オリジナル】---ピンク/黒2重内溝HI-FI STEREO→〇←, 6時に㉝, 外周3cmの低い盛上り(カマボコ)あり, 厚手(グルーヴガード厚手以前の厚手盤, 表記されたレコード番号:835 161 LY, Price Code:Ⓐ, Rights Society:BIEM, (P)なし, スタンパー/マトリクス:6 AA 835 161 1Y 1Y 4 670 114 C1/6 AA 835 161 2Y 1Y 4 670 113 C (ラウンド小文字スタンパー・仏PHILIPSタイプ), PHILIPS規格のステレオ製造を示す6 AA***で始まりレコード番号を含むフランス専用スタンパー使用, 補助マトリクス:A1B2/B2, 再補助マトリクス:なし, フランスの670はPHILIPSグループの工場を示すとともにカッティングマスターがPhonodisc B.V.による事を示す, 1960年代のスタンパーによる1963年頃製造分, 旧番号存在せず, フラット盤存在せず, ピンク/黒HI-FI STEREO外溝レーベル存在せず, フランスでこれより古いステレオレーベル存在せず, フランスでのステレオ最古レーベル・最厚プレスである, 更に古いマトリクス存在するか不明, モノラル存在する, RIAAカーヴである, カッティング・マスター:Phonodisc B.V..の技師, PHILIPS音源の仏PHILIPS制作プレス, 工場:Société Phonographique Philips, フランスでのステレオ・オリジナル, original for stereo in Fr.
ジャケット:【フランスでのオリジナル】---三方開両面厚紙背緑布貼, HIFI-STEREO→〇←, Tresors Classiques, レコードホルダーに蓋付(初期タイプ・PHILIPS刻印あり), 表記されたジャケット番号:835 161 LY, Price Code:Artistique, 背文字:あり(金色押型・緑布背景), ジャケット裏年号:なし, (P)(C)なし, 当社入荷履歴上で最古裏年号/存在が確認された年号:不明(年号記載ないがフランスでは当ジャケットである), 制作:Société Phonographique Française Polydor S.A., 印刷:記載なし・フランス製, フランスでこれより古いステレオタイプ存在せず, フランスでのステレオ・オリジナル, original for stereo in Fr.
トピックス:1963年又はそれ以前のモノラル/ステレオ録音, 録音場所不明, 録音詳細不明, オランダでは1963年頃N.V. Philips Phonografische Industrieによりコピーライト登録・同年PHILIPS:A 02280 L/835 161 LY(アズキ/銀HIFI-STERSTEREO内溝レーベル)にて初リリース, フランスでは1963-4年頃仏PHILIPS:L 02280 L/835 161 LY(当装丁)にて初リリース, これはフランスでのステレオ・オリジナル, 入荷の少ないHI-FI STEREOレーベル演奏:★★★★+, 音質:★★★★+

商品詳細:スゼーのPHILIPS録音。デュパルクという題材は、男性歌手のリリカルな男性歌手のとっておきの作品のような気がする。ドイツ・リート好きには、ピンとこない方が多いかも知れないが、デュパルクの作品ほど上手い歌手が歌うと映える曲もない。モラーヌのPHILIPS録音を思い出す。スゼーもモラーヌと同等という訳にはいかないものの、かなりの好演。音質も良く、しんみりと聴くのに最高。歌もピアノの音も文句なく素晴らしい。デュパルクはDECCA時代と数曲重複する。ジェラール・スゼー( 1918– 2004)はフランス・アンジェの生まれ。カミーユ・モラーヌ( 1911 - 2010)と7歳違いだが、モノラル期で引退したモラーヌと異なり、スゼーは長い録音歴を持つ。重鎮ピエール・ベルナック(1899 - 1979)より一世代後のバリトン歌手である。フランス語での、より正確な読み方はジェラール・スゼだが、これまでの慣習に従ってスゼーで統一する。パリ音楽院でクレール・クロワザとジャン=エミール・ヴァンニ=マルクーに師事する。テノールとして歌手活動を始めるが、1943年に著名なオペラ歌手アンリ・エシュヴェリーの助言を容れて、バリトンに転向した。1945年より公的な演奏会に出演を始める。1954年以降は新たにアメリカ人ピアニストのダルトン・ボールドウィンを迎え、生涯にわたる協力関係を築いた。1960年以降はほとんどオペラに出演せず、代わりにリサイタルで活動を続け、1980年代後半に引退した。1944年のSP録音に始まり1950年代初めにDECCAと契約を結ぶ。その後はPHILIPSやEMIとも契約している。スゼーの録音のディスコグラフィは約750点にものぼる。フォーレやプーランクの歌曲全集の録音にも参加した。栄えあるディスク・グランプリ(Grand Prix du Disque)には3度選ばれており、そのうちの1つがラヴェル歌曲集であった。スゼーはドイツ・リートも歌うが、やはりフランス歌曲が白眉といえる。ドイツ最大のバリトンであるディートリヒ・フィッシャー=ディースカウとは声質、レパートリーなどがまるで異なる。スゼーが亡くなった時、英国紙「デイリー・テレグラフ」は、最も偉大なリリック・バリトンという称号をディートリヒ・フィッシャー=ディースカウと争えるのは、同世代ではスゼーだと述べている。リリックバリトンは、バリトンの中では最も軽めの性質を持ったバリトンディースカウはリリック・バリトンとされるが違和感を持つ方は多いだろう。不思議なことにフランス人バリトンはみな甘い声質である。ドイツでは甘い声質のバリトンはヘルマン・プライくらいだろう。それでもスゼーと比較出来ないほど違いがある。スゼーはこの美声を1970年頃まで保ち、多くの録音を残した。DECCA時代のジャクリーヌ・ボノーとのモノラルも素晴らしいが、1960年代のPHILIPS録音もなかなかである。本人は古い録音を否定し、ラジオなどで流されないように専心したらしいが、世界中の多くのファンは真実を知っている。デュパルクはDECCAに次ぐ2度目の録音だが、まだ若々しく甘い声が出ている録音である。男声不振の日本でもスゼーは特別という雰囲気は感じる。1971年にも・ボールドウィンと再録音をしている。

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