商品コード:1277-040[La Voix De Son Maître] パルナンQt. / ドビュッシー:弦楽四重奏曲 ト短調Op.10, ラヴェル:弦楽四重奏曲 へ長調
商品コード: 1277-040
商品詳細:ラヴェルは3回目、ドビュッシーは2回目録音。これがオリジナルになる。これとて入荷は殆ど無いレアな盤。初のステレオ録音のようだ。年代の為か、全体的に薄味になってしまうのはやむを得ないものの、彼らの饒舌な語り口は、以前より一貫したものがある。この年代においてトップレベルの内容であることは間違いないだろう。特にドビュッシーの第2楽章では、長年研鑽を積んで来た彼らの技が冴える!パルナンQt.については「お役立ち機能」→「名匠について」をご覧ください。この録音時のメンバーはJ.パルナン/M.シャルパンティエ/D.マルトン/P.ペナソーの4人でヴィオラだけが初代のセルジュ・コロ→1961年ミシェル・ヴァール→1969年デネシュ・マルトンに変わった直後の録音である。ラヴェルの初回録音は1951年仏EKO~10"・LM 2で発売され、それが最初のLP録音と思われる。1954年に仏PACIFIC:LDP F 48で初めて2曲カップリングが12"で発売された。そのPACIFIC録音は初代メンバーで録音された最初の2曲カップリングとなった(ラヴェルは2回目録音)、そして1969年ヴィオラだけが変わって再録音(2/3回目)のドビュッシー/ラヴェルがステレオ録音されたものが当LPである。PACIFIC盤をお持ちの方には本当に同じ団体の録音かと?疑う方が出てきてもおかしくないほど演奏スタイルは大きく変化している。15年という時間は演奏史において大きな時間を意味する。本人だけでなく、機材やレコード会社の考え方などの外的要因も大きく変わるからである。この1969年録音をどう捉ええるかは人それぞれである。しかし彼等はこれで終らず1973年スペインENSAYO(ENY 25)に3回目(ラヴェルは4回目)となる録音を行った(第2Vn:ジャック・ゲステム)。パルナンQt.の心臓ともいうべき2曲である。重複したとしても歴史順に同じ曲の録音を聴くことで様々なことが分かってくる。一つの弦楽四重奏団の栄枯盛衰を簡単に体感できる。これぞアナログの面白味であり醍醐味ではなかろうか?
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