商品コード:1277-032[His Master's Voice] J.マルティノン指揮フランス国立放送so. / サン・サーンス:交響曲1番Op.2, 交響曲2番Op.55
商品コード: 1277-032
商品詳細:ジャン・マルティノン(1910-1976)は仏リヨン生まれ。パリ音楽院でルーセル、ミュンシュ、デゾルミエールに師事。'63年シカゴso.の監督となるが、1976年66歳で他界。ベルリオーズの「幻想」が有名だが、サン・サーンスも得意としており、通し番号の付く1~3番の交響曲の他、交響曲 ヘ長調「ローマ」、交響曲 イ長調の5曲+管弦楽2曲を1972~75年、パリ・サル・ワグラムにて(第3番のみサン・ルイ・デ・ザンヴァリード教会)ステレオ録音した。亡くなる1年前の1975年にはEMIに2回目録音も残した。雄大なスケールと美しさを実感する名演奏!オーディオファイルといってよい。ジャン・マルティノンの指揮は、明晰かつ力強さを持ち、ドビュッシーに代表されるフランス音楽を得意としていたが、マルティノン自身ドイツ系アルザス人の血を引き、ドイツ音楽の解釈に対しても識者からの支持は高かったといわれる。日本でも、評論家の宇野功芳は早くから「(フランス人としては)例外的にドイツの構成力を身につけた人」と評していた。しかし、シカゴ交響楽団では同団が伝統的に得意とするドイツ音楽の比重を下げた(特にマーラーとブルックナーは最初に宣言して拒否した)ことが不評を招いた。録音では1968年にフランス国立管弦楽団の音楽監督に就任すると怒涛の勢いでドビュッシーの管弦楽曲全集、サン=サーンスの交響曲全集、ベルリオーズの「幻想交響曲」(オーケストラは前身のフランス国立放送管弦楽団)、ラヴェル管弦楽曲全集(パリ管弦楽団)等を矢次早にLa Voix De Son Maîtreに録音した。お蔭で我々は安価な価格でフランス管弦楽作品の殆どのメジャー曲を聴くことが出来るようになった。特にドビュッシーとラヴェルでは箱が出ていて、それで初めて聴いた方も多いと思われる。サン=サーンスも同様である。バラ3枚、又は3枚組の箱で全5曲の交響曲を高いクオリティで聴くことができることはありがたい事だろう。
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