[ERATO] O.ビュヒナー(vn) G.シュミット(va) P.ピエルロ(ob) K.リステンパルト指揮ザール放送室内o.他 / モーツァルト:協奏交響曲K.364, 2VnのためのコンチェルトーネK.190
商品コード: 1277-015
商品詳細:リステンパルトの2回目の録音。モノラル/ステレオ同時発売。K.364はDFにボベスク/カッポーネと、K.190はクリュブ・フランセにマカノヴィツキー/G.F.ヘンデルと旧録音があった。ここではK.364はO.ビュヒナーとシュミット、K.190はO.ビュヒナーとG.F.ヘンデル。G.F.ヘンデルは新旧2回録音している。リステンパルトのモーツァルトならば、何も考えず買っても間違いない! 1965年の録音。大袈裟にならず、淡々と進めながら、尚且つ溢れんばかりの華を撒き散らすリステンパルトの音楽は、ただ脱帽。自然体で凛とした佇まいのO.ビュヒナーを見直した。カール・リステンパルト(1900-1967)はドイツの港町キール生まれの指揮者。ベルリン・オラトリオ合唱団の指揮者として活動を開始する。1932年、15名ほどの弦楽奏者を中心にリステンパルト室内管弦楽団を創設し、定期コンサートを開催する。戦後の1946年にベルリンRIAS室内管弦楽団と合唱団を組織した。コンマスのヴァイオリン奏者ウルリヒ・グレーリングはこの時、RIAS室内管弦楽団に居たソリストだったと思われる。グレーリングはその後1942-1947年までの間ベルリンpo.のコンサートマスターを務めることになる。リステンパルトは1953年からザールブリュッケンのザールラント室内管弦楽団の指揮者に就任する。DFに録音を開始したのはそこからである。リステンパルトは1953年10月1日ドイツ、ザールブリュッケンに18人のメンバーでザール室内管弦楽団を創設する。そのメンバー中10人はベルリンから付いてきた音楽家である。モーツァルトの傑作の一つであるVnとVaのための協奏交響曲。この曲は録音の多い曲ではあるが、強力なソリストの出演だけでは名演とはなりえない。VnとVaとオケの3者のバランスで決まるといっても過言ではない。その点リステンパルトのERATO録音はバランスという点では申し分なく、且つ強力なソリストもいる本物の名演だろう!
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