商品コード:1277-014[Pathé-VOX] R.ラインハルト指揮(K.299b)/W.ゼーゲルケン指揮(K.367)シュトゥットガルト・プロムジカo. / モーツァルト:バレエ音楽集/レ・プティ・リアンK.299b, イドメネオK.367
商品コード: 1277-014
商品詳細:1952年に出された、この曲のかなり初期のLP録音。R.ラインハルト、W.ゼーゲルケンと言えばVOXでバルヒェットの指揮者。この演奏も、あのスタイルと同様、重厚でありながら、モーツァルトの持つ軽快さを失ってはいない。"レ.プティリアン"は優美なバレエ曲だが、忘れられがちなB面の"バレエ(オペラ:イドメネオを原曲とする):イドメネオ"も優るとも劣らない秀曲。モーツァルトらしさ満載の曲。こちらは録音が少なく、パウムガルトナーのPHILIPSぐらいしか思い浮かばない。このB面が特に冴えている。ロルフ・ラインハルト(1927-2006)は、ハイデルベルク出身のドイツの指揮者で、バイロイトの助手を経験したのち、ハイデルベルク、ダルムシュタット、シュトゥットガルトでカペルマイスターとして活動。VOXへの録音の頃はシュトゥットガルトで指揮しており、その後、1958年にはハイデルベルク市の音楽総監督に就任し、同時にカイザースラウテルンのプファルツ劇場でオペラの指揮も行っていた。翌年にはトリアー市の音楽総監督に就任し、1968年にはフランクフルト音楽院の教授となって、オペラと舞台芸術を教える傍ら、フランクフルト歌劇場で指揮した他、フランクフルト・バッハ管弦楽団も指揮。1973年には、ケルン・バッハ協会の芸術監督に就任し、1982年まで在職。ラインハルトは、バッハの声楽作品でもオペラでも響きの明瞭度を追求し、テキストが聴き取れることを重視しており、その飾らぬ指揮ぶりはカントルのようだったと評されていた。因みにロルフ・ラインハルトは、ミュンヒンガーが1953年春に病で倒れた際に暫くシュトゥットガルト室内管弦楽団の指揮を任されていた人物でもある。協奏曲の指揮が多かったラインハルトだが、ここではウィリアム・ゼーゲルケンと1曲ずつモーツァルトの舞曲(管弦楽)を担当。
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