商品コード:1278-042[ERATO] L.フレモー指揮ジャン・フランソワ・パイヤールo. フィリップ・カイヤールcho. ステファヌ・カイヤcho. E.ゼーリヒ, J.シャモナン(s) 他/ カンプラ:レクイエム
商品コード: 1278-042
商品詳細:ERATO程、宗教分野に力を入れたレーベルも少ない。フレモーは、交響曲等名作を残す一方、ERATOの合唱曲部分にも積極的に参加。また、1960年代初期のSTEの音質も、英国オーディオファイルとは発想を異にする実に自然で音楽的なステレオであり、これもオーディオファイルとして、もっと評価されてしかるべきシリーズと考える。交響曲ばかりでなく、宗教曲、合唱曲も優れたステレオ録音で聴くと、心洗われる分野である。ルイ・フレモー(1921-2017)はフランス、エール=シュ=ラ=リス生まれの指揮者。第二時大戦中はレジスタンス運動に参加、戦後も外人部隊に加わってベトナムやアルジェリアに派遣、帰国後にパリ音楽院に入学して指揮の勉強を再開し、1952年に同音楽院を首席で卒業した。音楽を本格的に学び始めたのは戦後で指揮デビューは32歳と遅咲きである。1956年モンテカルロ歌劇場o.(在任・1956-1966)の常任指揮者に抱えられた。フレモーはモンテカルロ歌劇場oの育成に力を注ぎ、ローカルオケととしては注目されるレベルにまでになる。以降ローヌアルプスフィル、1969年からバーミンガム市立管の音楽監督と歴任し、EMIと契約した。フレモーといえばバーミンガム市立管のEMI録音を連想されるはずである。フレモーがフランス物が得意だったこともあり、バーミンガム市立管ではフランス音楽を積極的に演奏、後に首席指揮者となるサイモン・ラトルが「世界で最高のフランス音楽を奏でるオーケストラ」と絶賛した。日本へも度々訪れ、東京都響を振った録音もある。晩年はリヨン国立po.の音楽監督だった。フレモーは多くの録音の中でフランスのディスク大賞を8回受けている。来日も8回を数える。レパートリーが非常に広く、モンテカルロとバーミンガム時代に、バロックから近代作品までの合唱作品やオーケストラ作品の膨大な量の優れた演奏の録音を残した。フォーレ:レクイエムが最大の代表作。アンドレ・カンプラ(1660 - 1744)もフランス後期バロック音楽の宗教曲を代表する作曲家、中でもレクイエムはジャン・ジルの作品と並び立つ存在である。フォーレとは時代が異なるが、こちらも安心して聴ける優れた宗教曲である。フレモーの演奏はフォーレ「レクイエム」と同様に楽しめる高い信頼度の演奏である。尚ERATOのステレオであるSTE***シリーズは高音質ではあるがDECCAのSXLシリーズとは根本思想が異なるので理解された上でご購入されたい。全てのSTE***シリーズにいえる事であり音質の前に音楽があることを熟知しているフランスの良心でもある。知られていない名演!
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