商品コード:1278-032b[ERATO] K.レーデル指揮ミュンヘン・プロ・アルテ室内o. K.レーデル(fl) W.グリム(ob) J.スタインホイスラー(vn) 他 / テレマン:Fl協奏曲 ニ長調, 管弦楽組曲 ト短調 TWV55:g4 他
商品コード: 1278-032b
商品詳細:STEシリーズでは比較的珍しい1枚。テレマンのFl協、2Vn協、Fl、Obダモーレ、Vaダモーレ協の三重奏、それに3台ObとFgによるコンチェルタンテの計4曲。1962年の録音。技師P.Willemoesによる。バロック期のこれらをまとめるのは、やはり指揮者K.レーデルの手腕による所が大きく、彼の意志が反映された音になると言っても過言ではない。明るさの中にも、控え目な渋さと奥ゆかしさを持つレーデルの音楽性がよく出ている。オーディオ・ファイルと言ってよい高音質録音。テレマンもまた録音当時と表記が異なる作曲家の為、曲名表記には気を付けており、現在の表記に合わせる為検証することは多い。大手CDメーカーでさえこの作業をやらないケースがあり、当社では専門店としての仕事として、コピーしただけの安易な日本語訳にならないよう注意している。今回TWV番号を振ったので曲名の表記に多少の変化はあっても現在の資料を使えば曲が特定出来るだろう。クルト・レーデル( 1918 - 2013)はドイツの指揮者、フルート奏者。レーデルは1945年までドイツ領であった生地のブレスラウ(現ポーランド領ウロツワフ)の音楽院で指揮、フルート、ヴァイオリン、作曲、音楽史を学び、1938年、20歳の時にマイニンゲン州立オーケストラの首席フルート奏者になった。同年、早くもザルツブルク・モーツァルテウム音楽大学で教授職に就き、1941年にはミュンヘンのバイエルン国立オーケストラの首席に就任。1946年から1956年にかけて今日のデトモルト音楽大学の前身である北西音楽アカデミー教授としてフルートを教えた。彼の教え子にはカールハインツ・ツェラー、パウル・マイゼンがいる。1952年にミュンヘン・プロ・アルテ室内管弦楽団を創設、音楽監督を務めた。数多くのコンサートを行い、1960年代にエラート・レーベルにバッハやハイドン、モーツァルトを数多くレコーディングし、レコード賞を受賞している。また20年間にわたり、自ら創設したルルド音楽祭を率いると同時に、ヨーロッパの重要なオーケストラとも共演した。彼の活動に対して、レコード大賞、パリ・オペラ座オルフェウス賞、エジソン賞、ドイツ連邦一等功労十字賞が授与されている。ここでは自身が創設したミュンヘン・プロアルテ室内o.のソリストと共に、フルート奏者としても録音に参加している。バッハだけでなくバロック作品全般において当時最も信頼のおける団体であることは間違いない。尚ERATOのステレオであるSTE***シリーズは高音質ではあるがDECCAのSXLシリーズとは根本思想が異なるので理解された上でご購入されたい。全てのSTE***シリーズにいえる事であり音質の前に音楽があることを熟知しているフランスの良心でもある。
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