商品コード:1278-029[ERATO] J.スーク(vn) Z.ルージチコヴァー(cemb) / ヘンデル:Vnソナタ(4曲)/Op.1-10, 13~15
商品コード: 1278-029
商品詳細:1966年プレス。Supraphonとの共同制作(111 0864)の仏発売。Cembのルージチコヴァーは、早くからプラハとパリにまたがり多くの録音を行った。パリ録音分はERATOから出していた。又プラハ録音分も勿論ERATOから出ている。これも、その流れの一つだろう。スークのVnが、ERATOのSTEプレスで聴けるというのが嬉しい。オリジナルとはまた異なる魅力がある。オリジナル主義の方はSupで事足りるが、STEの音には、わずかな華やぎが感じられ、一種の仏的スパイスが加わる。同じヘンデルでも、ギャラントな雰囲気が楽しい。アナログならではの楽しみ!この1965年のパリ録音ではOp.1~4曲だけが録音され、全曲録音ではない。2人は1975年頃プラハでNIPPON COLUMBIA(DENON)との共同製作にて改めて全曲録音(15曲)を行った。当初回録音は全曲ではなく、4曲だけの録音。尚ヘンデルのOp.1でヴァイオリンを念頭に置いて作曲されているのはNo.3,No.10,No.11,No.12,No.13,No.14.No.15の7曲だけである。他はトラヴェルソ用が7曲(No.1,No2,No4.,No.5,No.7,No.9,No.11)と、オーボエ用が2曲(No.6,No.8)と言うことらしい。現在では全15曲が様々な楽器のためのソナタとして普通に演奏される。ルージチコヴァーはノイペルト社のMercier-Ythierというモデルのモダンチェンバロを使っている。シェリング/ヴァルヒャのバッハ:Vnソナタ集でヴァルヒャも同じチェンバロを使っていた。スークの楽器は記載がないが恐らく1710年製のストラディヴァリウス「レスリー・テイト」であると思われる。録音技師:Guy Laporteによる自然なステレオサウンドはDECCA等と異なり、全くすんなり入ってくる。ERATOは英国系のステレオ・オーディオファイルプレスには興味が無かったようであるが、実際には大変好ましい音である。ERATOのステレオであるSTE***シリーズは高音質ではあるがDECCAのSXLシリーズとは根本思想が異なるので理解された上でご購入されたい。全てのSTE***シリーズにいえる事であり音質の前に音楽があることを熟知しているフランスの良心でもある。
スークの在庫一覧へ