商品コード:1279-054[Disques A Charlin] M.トレント(org) / カバニリェス:Org曲集/皇帝のバッタリア, ティエント, パッサカリア 他
商品コード: 1279-054
商品詳細:作曲家フアン・カバニーリェス(1644- 1712)はスペイン・バレンシア近郊に生まれたオルガニスト、作曲家。バレンシア聖マリア大聖堂(en:Saint Mary of Valencia Cathedral)で働いた。多くの人がカバニーリェスをスペイン・バロックの偉大な作曲家と考え、時には「スペインのバッハ」と呼ばれることもある。カバニーリェスの経歴は、おそらく地元の教会の聖歌隊の歌手から始まったものと思われる。後にバレンシアの大聖堂で聖職者になるための勉強を始めたが、勉強の中には音楽のレッスンも含まれていた。1665年5月15日、カバニーリェス20歳の時、バレンシア聖マリア大聖堂のオルガニスト助手に名を連ねた。1年後、前任者の死でカバニーリェスは首席オルガニストになった。1668年9月22日、カバニーリェスは司祭に任命された。首席オルガニストの地位は45年間守り続けたが、1703年からしばしば健康を害し、代わりを探す必要が出てきた。1675年から1677年には、大聖堂聖歌隊の子供たちを教える仕事を引き受けていた。カバニーリェスの作品の多くは、当時としてはヴィルトゥオーソ的で先進的だった。多くのカバニーリェスの手稿がバルセロナのカタルーニャ図書館(en:Biblioteca de Catalunya)に保管されている。オルガンのための作品(ティエント(en:Tiento)、トッカータ、パッサカリアなど)、最高13部の合唱作品が多数現存している。日本では無名のスペイン・バロック音楽だが何もファリャ、アルベニスだけがスペイン音楽ではない。欧州の教会のあるところ全てに専属オンガン奏者が居て、その地域ごとの音楽が既成されていったとみて大きな間違いはないと思われる。中でもオルガン作品は教会と最も密接に結び付き、また地域の特徴を色濃く持っていると思われる。カバニーリェスがスペインのバッハと称される点は聴いてみれば瞭然である。非常に先進的な技法を駆使した演奏である。バレンシア大聖堂で活動したカバニーリェスはその大オルガンにふさわしい壮麗で迫力のある曲を創作している。これらはバッハにも見られない大胆な作風で、オルガン好きのシャルランが興味を持ったことも当然であると想像できる。勿論シャルラン本人がバルセロナまで出向いて録音している。尚、LPタイトルは「トランペットの合図」である。トランペットを想起させる程の音をオルガンで演奏してているという意味が含まれる。オルガンのモンセラート・トレント(Montserrat Torrent・1926-?)スペイン生まれの女性オルガン奏者。詳しい情報はない。
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