商品コード:1279-052[Disques A Charlin] P.モロー(org) / トゥルヌミール:「オルガンの秘法」精霊降臨節Op.57(6曲), Orgのコラール詩曲Op.67(1曲)
商品コード: 1279-052
商品詳細:作曲家シャルル・トゥルヌミール( 1870- 1939)はフランスの作曲家。オルガン奏者として卓越した即興演奏でも有名だった(録音も残っている)。パリ音楽院でセザール・フランクに、スコラ・カントルムでヴァンサン・ダンディに学んだ後にパリ音楽院室内学科で教鞭を執りつつ、聖サント・クロティルド教会のオルガニストに就任した。弟子ではオリヴィエ・メシアン、デュルフレ、ラングレ等が知られる。教会暦のためのオルガン曲集「神秘のオルガン L'Orgue Mystique 」などのオルガン作品のほか、8つの交響曲といくつかの室内楽やピアノ曲を残した。初期の交響曲では、フランク楽派・ダンディ楽派の伝統を汲みながらも、ベルリオーズに立ち返ったかのような標題交響曲を好んで作曲していた。やがて1910年代から、マーラーへの私淑や、同時代フランス音楽の影響が加わり、第一次世界大戦後には、バーバリズムや無調・多調などのモダニズムを反映するようになっている。同様の音楽語法の変化は、オルガン曲やピアノ曲にも見受けられる。交響曲8曲、室内楽曲15曲程、宗教曲、ピアノ曲、歌曲など多数あるが中でもオルガン曲は充実している。トゥルヌミールの「神秘のオルガン」とタイトルが付く曲は降誕節 Op. 55、「復活節」 Op. 56、「聖霊降臨節」 Op. 57など複数存在し、「聖霊降臨節」 Op. 57だけでも50曲以上があり全数は不明という大作である。ここではそこから6曲だけの抜粋。LP時代の全曲録音はないと思われる。 十字架上のキリストの最後の7つの言葉に寄せるコラール詩曲Op.67は全6曲であることが分かっている。ここではそこから第4曲のみ収録。オルガン奏者、ピエール・モロー(1907-1991)はフランス・ラ・ロンドの生まれ。ナント音楽院教授オーギュスト・ル・ゲナンとこの都市の大聖堂のオルガニストであるマルセル・クルトンヌの最初の生徒で、その後スコラ・カントルムで訓練を受け、その後パリ高等音楽院で優勝した。シャルル・トゥルヌミールに5年間レッスンを受けた後、1938年にブリュッセル王立音楽院でオルガン部門の一等賞を受賞した。1935年から1985年までパリのサンマルセルの楽長兼オルガン奏者。1927年にノートルダム・ド・ラ・ガールの楽長兼オルガン奏者。1946年から1954年までL.ド・サン・マルタンの代理を務めた。シャルル・トゥルヌミールの弟子。1946年から1984年までパリのノートルダム大聖堂の聖歌隊オルガン奏者であった。ノートルダム・ド・パリのオルガニストとしての功績により、レジオン・ドヌール勲章騎士、芸術文学勲章士官、聖グレゴリオ大王騎士団司令官の称号を獲得した。これは師であるトゥルヌミール作品を録音した記念すべきLPである。多くのオルガン奏者の中でもでパリのノートルダム大聖堂付きオルガン奏者は高い位になるようである。シャルランのワンポイント録音による音質は特筆すべきものであり、教会内で聴いている感覚になる。
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