商品コード:1280-061b[BAM] F.グリンキ(vn) J.ブライマー(cl) W.パリー, I.ラヴリッジ(pf) G.ウェブスター, J.リーズ(perc)/ バルトーク:Vn・Cl・Pfのための三重奏曲「コントラスツ」Sz.111, 2Pfと打楽器のためのソナタ Sz.110
商品コード: 1280-061b
商品詳細:英ARGO音源のBAM初期プレス。現代物に定評のあるVn奏者のフレデリック・グリンキ(DECCAのモーツァルトVnソナタはスーパーレア)とクラリネットのジャック・ブライマーというDECCA系のソリストに、ヴィルフリード・パリー(Pf)を加えての三重奏曲「コントラスツ」がメインとなるバルトークの室内楽LP。「コントラスツ」は1938年に作曲した、クラリネットとヴァイオリン、ピアノのための三重奏曲。初演は1940年4月21日にカーネギーホールで、シゲティのヴァイオリンとグッドマンのクラリネットに、作曲者自身のピアノで行われた。「スウィングの王様」ことジャズ・クラリネット奏者のベニー・グッドマンが参加したことで大きな話題となった。曲はシゲティとグッドマンに献呈されている。ハンガリーとルーマニアの様々な民俗舞曲の旋律の要素が詰め込まれ、更にジャズの要素も盛り込まれた。グッドマンに敬意を評してらしい。それは曲を一層面白くしてくれる。初演メンバーの録音も存在するが、ここでは異国の秀英たちによる演奏で、ある意味、品の良さが加味された演奏と言える。B面のパーカッション入りのソナタも、リアルな音に大きなダイナミックレンジが味方につき、ステレオでは得られないダイナミクスが体感できる。モノラルとはいえ、ここまで録音が良いと、恐ろしくさえある。現代曲としては破格の扱いを受けるバルトークだが、その真髄に迫れる。弦楽器入りの室内楽は有名な「弦楽器と打楽器とチェレスタのための音楽」がある。ここでは2名のピアニストと2名の打楽器奏者のために書かれた。前期の「弦楽器と打楽器とチェレスタのための音楽」と同様に、パウル・ザッハーにより再度委嘱されたことによって作曲された作品である。「打楽器が真の音楽性の中で生かされる極限を示している」と評価の高い作品である。1938年バーゼルで初演された。バルトークは協奏曲版の構想も始め、1940年に協奏曲版も完成させた。B面も、A面でピアノ担当だったヴィルフリード・パリーに加え、アイリス・ラヴリッジの二人がピアノ。パーカッションはジルベール・ウエブスターとジャック・リーズ。リチャード・オースティンが指揮を執る。ARGOでは1956年にRG 89でリリース。フランスでは少し遅れて1958年頃BAM:LD 033で発売された。バルトーク好きには核となるような英国録音である。
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