[BAM] F.カステ(lute) / 17世紀Lute作品集/ペリコン, バラール, ヴェルヴィル, デュフォー, ゴーティエ, ダウランド 他(全15曲)
商品コード: 1280-059
商品詳細:17世紀のリュート音楽が集められている。ルイ13世の教材にもなった2巻のリュート集がバラール社より出版された。ルイ13世のバレエのための舞曲も作曲したベルヴィルやデュ=フォール、ゴーティエ、ダウランドといった作曲家たちによる名曲揃い。荘厳で知性的な様式と言われるデュ=フォールの作品では、そうした作品の性格を踏まえてカステはより内面的で深みのある演奏を聴かせている。リュート・ソロの曲集ということもあり、非常に高い集中力をもった演奏。フランソワ・カステ(1940-?)は1940年アルジェリア生まれのフランス人で、リュート/ギター奏者。アルジェ音楽院を卒業後、ジュネーブの一貫したギター教育体系の恩恵を受けることができたフランス人ギタリストの第一世代の一人。当時の「先駆者」の一人として、彼はリュート音楽に熱中し、1968 年にフランスの音楽家によるリュート音楽の最初のLPを録音した。それがこのLPである。同時にギターの教師として活動し、ギターの自作をÉditions Leduc~出版している。1968年には「アンサンブル・ミュージック・アンシエンヌ・ド・リヨン」を創設し、8年間指揮することになった。このグループは、フランスにおける古代およびバロック以前の音楽の「先駆者」でもあった。フランソワ・カステは友人とデュエットで活動しており、オルガニストでチェンバロ奏者のピエール・ペルディゴンや、アルフレッド・デラー、シャルル・ラヴィエ、ミシェル・コルボと共演している。1976年までに彼はBAM、RCA、ERATOの室内楽のLPを録音している。その後フルタイムでの演奏をやめることを決め、自分のヨットを建造し、パートタイムの船員になりながら、残りの時間は熱心なギター教師であり続けた。現在リヨンのエコール市立音楽院のジヴォール音楽院の認定教師であり、リヨンの指導顧問でもある。ドイツでは比較的早い時期にゲルヴィヒがリュートでの録音を開始したがゲルヴィヒはフランス作品の録音がない。フランスで最初のメジャー・リュート奏者として録音を行ったのがフランソワ・カステである。それまで空白だった17世紀のフランス古楽をリュートで演奏した録音は貴重である。17世紀の英国も含む欧州の珍しい作品ばかり集めたリュート曲集。ゲルヴィヒとは全くタイプの異なるラテン系の演奏家。明るいはっきりした音で楽しめる全15曲のリュート作品集!
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