商品コード:1280-033[COLUMBIA] A.ガリエラ指揮フィルハーモニアo. / ドヴォルザーク:交響曲9番Op.95「新世界より」
商品コード: 1280-033
商品詳細:アルチェオ・ガリエラ(1910-1996)は、イタリア・ミラノで生まれ、パルマ音楽院の教授だった父親から音楽の手ほどきを受けた後、生地の音楽院でピアノ、オルガンと作曲を学んだ。1932年から母校で教鞭を執っていたが、1941年に指揮者に転向し、ローマ聖チェチーリア音楽院管弦楽団を指揮してデビューを飾り、ミラノ・スカラ座などでも活躍した。第二次世界大戦が勃発してからはスイスに亡命し、1945年にルツェルン音楽祭への出場を皮切りに演奏活動を再開した。彼の教えを受けた一人にシャルル・デュトワがいる。1957年にはフェニーチェ座の指揮者となり、1960年まで務めた。1964年にはストラスブール市立管弦楽団の首席指揮者となり、1972年までその任にあった。ブレシアにて死去。出来たばかりのフィルハーモニア管弦楽団を指揮して、英COLUMBIAにはかなり多くの録音を残した。日本では「伴奏」指揮者のように思われているが、職人気質の地味なスタイルを持った指揮者。個性で目立つことは少ないが、どんな曲でも水準以上に仕上げ、指揮者の存在が消えるような不思議な上手さを持った指揮者であった。出来たばかりの頃からフィルハーモニアo.を沢山振っている。プロデューサーであるウォルター・レッグからの信頼が厚かったと思われる。協奏曲の伴奏録音が多いのは事実だが一流の指揮者でなければ決して務まる仕事ではない。ガリエラは戦禍を逃れスイスに亡命した際にルツェルン音楽祭で成功を収め、レッグなどの目にとまる事になる。役者では主演は出来ずとも、その人なしには作品が成立しない脇役の大御所が必ず存在するものである。ガリエラはそう言った名脇役をEMIで担った大御所であった。地味だが味わい深い秀演!
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