商品コード:1281-059[CAPITOL] L.ストコフスキー指揮ベルリンpo. / ストラヴィンスキー:火の鳥, ペトルーシュカ(抜粋)
商品コード: 1281-059
商品詳細:レオポルド・ストコフスキー(1882 - 1977)はご存じロンドン生まれで米国で活躍した指揮者。晩年は英国に戻るが、黄金期はニューヨーク・フィルハーモニック交響楽団(在任・1949 - 1950)をはじめ多くの米国のオーケストラを振って絶大な人気を得た指揮者。メディアへの関心が深く、早い時期からレコーディングに積極的であった。ディズニーの画期的な音楽アニメーション『ファンタジア』(1940)など映画にも出演し、クラシック音楽の大衆への普及に努めた。『ファンタジア』により1941年の第14回アカデミー賞の特別賞をウォルト・ディズニーとともに授けられた。欧州では米国ほど高い名声がなかった。それは多分にどんな曲でも常に新鮮で刺激のある演奏をし録音を目指した大衆寄りの姿勢が欧州の価値観と合わなかった事が要因と思われる。この2曲は何故かベルリンpo.と行われ、ストコフスキーがベルリンpo.を振って唯一の録音となった。ベルリンpo.がハリウッド・ボウルのような演奏が出来るはずもなく、至極まっとうな演奏となっている。しかしストコフスキーの意思をしっかり反映した演奏をしており、如何にベルリンフィルといえども指揮者の個性が出て来る演奏である。基本サービス精神に溢れたスタイルであり、アカデミズムよりエンターテイメントを第一主義とした姿勢はぶれていない。各楽器が明瞭になっていて、分かり易い演奏でどんな曲でも楽しく聴かせるすべを心得ていているストコフスキーらしさが溢れた演奏である。「火の鳥」は「1919年版」を使用はしてるが、「カスチェイの踊り」終了後、「子守唄」の歌い出しまでの間のイントロ部分は、ばっさりカットしている。日本では「ストコ節」ともと呼ばれた華麗な音色で、生命力溢れる独創的な解釈はここでも生きていて、やはり欧州の指揮社とは異なる楽しさを存分に感じられる演奏である。
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