商品コード:1281-025pb[Le Club Français Du Disque] J.ジットン指揮チェント・ソリo. パリ大学cho., Jean Marchat, C.ティナードン(nar) A.ギヨー(s) C.ゲロー(a) C.モラーヌ(br) / オネゲル:「ダヴィデ王」
商品コード: 1281-025pb
商品詳細:スイスの詩人ルネ・モラが書いた「旧約聖書」に基づいた舞台作品『ダヴィデ王』の付随音楽として作曲された。劇的詩篇『ダヴィデ王』又は「オリジナル版」と呼ばれる場合もあるが、演奏される機会は多くない。1923年に「劇的詩篇」から改訂した。一人のナレーターが筋書きを説明する形にしたことで、舞台での演技を必要とせず、一種のオラトリオとして演奏が可能な作品となった。その他の変更点は、シナリオの短縮、曲順の若干の変更、オーケストレーションの拡大である。一般的に、“オネゲルの『ダヴィデ王』"と言えば、こちらの「交響的詩篇」を指す場合が多い。語り手のフランス語の美しさが要求され、オネゲルの出世作とされている為か録音は多くない。旧約聖書が題材なので欧米では人気らしいが日本では殆ど上演の機会はない。フランス語が壁になるようである。そういう点ではドビュッシーの「聖セバスティアンの殉教」に似たところがある。モノラル期にはDECCAにアンセルメの録音があったが、時代考証に甘さがあるなどの指摘があった。これは1956年のモノラル録音と思われるが録音は非常に良く、ナレーターが特に良い。ソプラノ始め、歌手も合唱も上手く、この曲の録音では上位に入るのではと思われる。交響的要素がスペクタクル的な印象を与え、オペラなどとは違った複雑な愉しみを与えてくれる。バリトンにモラーヌの名前がある。知的好奇心をくすぐってくれる作品。
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