商品コード:1282-062p[DGG] L.マゼール指揮ベルリンpo. / シューベルト:交響曲5, 6番
商品コード: 1282-062p
商品詳細:マゼール/ベルリンpo.がDGGに入れた全録音のうちの一つ。1/9番は録音が無いと思われる。バラ3枚に交響曲2/3/4/5/6/8番「未完成」の6曲が録音された。当初から全曲録音という意図はなかったようである。ドイツ人の振ったベルリンフィルとは少々異なる、やや明るいカラーのシューベルトではないかと思う。ベルリンpo.は一つの色を持ってはいるが、指揮者の意志も充分に反映できるオケだ。これにもマゼールの意図がしっかりと刻まれている。ロリン・マゼール(1930-2014)はまだ26歳だった1957年、ドイツ・グラモフォンでカラヤンより先にベルリン・フィルとのレコーディングを開始するという異例の扱いを受けた指揮者だった。1957年2月にベルリンで行われた3種の「ロメオとジュリエット」と題する管弦楽曲集がDGGへのデビュー録音となる。その後1958年からはベートーヴェンやブラームスの交響曲の録音が始まるが全集には至らなかった。1959年シューベルトの4/8番を録音。マゼールはDGGで重要な看板指揮者への道を歩み始めることとなる。1961年1月に5/6番が、そして1962年3月に2/3番が録音された。しかしあと2曲1/9番を残して終了してしまう。恐らくベームの9番があったからだろう。また1番はカップリング相手がなく売れないと判断されたのだろう。結局シューベルトは1/9番の録音がされず全集には至らなかったが、1960年代のDGGでベルリンpo.と残した全集的録音(1/9番なし)となった。マゼールはこの時まだ32歳。若武者の如く突き進む演奏は、当時力を持ち始めたカラヤンにはない新鮮な魅力で称賛された。マゼールといえばDECCA録音ばかりが注目されがちだが、ベルリンpo.を振った1960年前後は彼にとって上り竜の如くエネルギー溢れる上昇のいい時代だった。当時のDGGで一番乗っていた指揮者ではあるまいか。音質も抜群に良い、二度と帰らぬDGGの黄金期の録音!このあとその手腕を買われてDECCAに移籍する。
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