[Le Club Français Du Disque] C.シルルニク(vn) D.シャブリュン指揮チェント・ソリo. / モーツァルト:Vn協奏曲5番K.219, Vn協奏曲7番K.271a
商品コード: 1282-025
商品詳細:VnのシルルニクはVEGAとCFDに何点かの録音があるが、今となってはどれもトレンドと呼ぶに相応しい内容と言える。男性ながら女性の如き繊細さと格調の高さで、優美な演奏の代表格と目される。VEGAに入れたベートーヴェンやモーツァルトの価格はもはや、通常のVnの比ではない。決して汚れた音を出さないので、ガツンとくるパンチに欠けるが、優雅さにおいて右に出る者は少ない。マカノヴィツキーとシルルニクの2枚のモーツァルトはお宝級!とりわけこちらはレア!シャルル・シルルニク(Charles Cyroulnik)は1923年パリ生まれ。パリ音楽院でジュール・ブシュリとマルセル・シャイリーと共に学び、1939年に一等賞を受賞。ユダヤ系だったため彼の兄弟エミールはアウシュヴィッツ強制収容所で殺害された。1945年以来、彼はフランスのジュネス・ミュージカルのパリ・コンサートにも定期的に出演。そこで出会った作曲家ジャン・バラケと親交を深め、バラケが1973年に亡くなるまで交流を持っていた。また、女性Vn奏者Nell Gotkovskyは彼の生徒だった。シルルニクは1962年39歳で、筋肉疾患の為引退した。従ってシルルニクの残された録音は非常に少ない。2003年3月10日ちょうど80歳でパリにて癌の為死去。代表的な録音はDucretet Thomson。Ducretet Thomson以外ではLe Club Français Du Disqueにモーツァルト協奏曲、ERATOにドビュッシーの室内楽、VÉGAにチッコリーニとのクロイツェル・ソナタとモーツァルトのVnソナタ2曲など名演として人気の録音がひしめく。1950-60年代フランスを彩った重要なヴァイオリン奏者として彼の名前が忘れられることはあるまい。これ以上はないと言うぐらい、絹のごとく滑らかで澄んだ音。このVnの音はそれだけで美の頂点であり、一音で琴線に触れることができる、天から授けられたものだろう。
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