商品コード:1283-017n[Le Club Français Du Disque] A.ハイネ(cl) M.ブリアンソン(ob) B.パウムガルトナー指揮モーツァルテウム・カメラータ・アカデミカo. / モーツァルト:Cl協奏曲K.622, Ob協奏曲K.314 他
商品コード: 1283-017n
商品詳細:クラリネット奏者アロワ・ハイネ(1919-2005)はフランス人らしいが詳細は不明。Clは少々音が硬めだが、その表情のつけ方が非常に上手で、どちらかと言えば控え目で抑えた演奏。ケラーQt.とLe Club Français Du DisqueにK.581も録音している。さすがパウムガルトナーが選んだだけある古参クラリネット奏者だけある。どことなくDFのエティエンヌに似ているかもしれない。'50年代初め、PHILIPSのモーツァルト・ジュビリーでも10"で入れているが、その時よりも優しげな感じが強い。B面のOb協にも同様の傾向が窺える。押し出しは強くないが、味のあるモーツァルト協奏曲2曲は、モーツァルトを知り尽くしたファンに受け入れられるだろう。モノのみ。B面にはマリウス・ブリアンソンがオーボエを吹くK.314。マリウス・ブリアンソンは1950年代から指揮者としても活動する人物で同一人物と思われる。既に指揮者だったことを考えると相当古い時代の音楽家と思われる。これらの録音は1953年録音らしくパウムガルトナーもPHILIPSのモーツァルト・ジュビリーシリーズを監修する以前の録音と思われる。どちらのソリストも大袈裟な表現をしない、押さえたスタイルを持つタイプで、指揮のパウムガルトナーも同じスタイルで華美な装飾を避けた骨子に迫るシンプルな演奏に徹している。なおAlois Heineはフランス語でもアイネではなくハイネが正しい。
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