商品コード:1284-043b[PHILIPS] A.グリュミオー(vn) R.カスタニョーネ(pf) / ドビュッシー:Vnソナタ, ルクー:Vnソナタ
商品コード: 1284-043b
商品詳細:A.グリュミオーによるルクーとドビュッシーのソナタである。当盤は以前からヨーロッパで高い評価を受けていたレコードで、数ある彼のレコードの中でも極めて重要な音源である。ドビュッシーも素晴らしい出来であるが、特にルクーのソナタは白眉である。最近特に注目されるようになったルクーであるが、音源が少ないのも事実であり、そういった意味でも当盤の存在は重要。今後の益々の評価を期待する。A.グリュミオーのソナタ録音の中で、ピアノがカスタニョーネとの共演があるがこれらは殆どモノラル期の初期録音である。リッカルド・カスタニョーネ(1906- 1983)はイタリア・ブルナーテの生まれのピアノ奏者。ミラノのジュゼッペ・ヴェルディ音楽院で、ジュゼッペ・フルガッタにピアノ、ジュリオ・チェーザレ・パリベーニに作曲、ヘルマン・シェルヘンに指揮法を教わる。1931年からチェロ奏者のマックス・アムフィテアトロフのピアノ伴奏者としてイタリア各地を回り、1946年までデュオとして活動した。1934年~1937年まではヴァイオリン奏者のエンリコ・ピエランジェリを加えて三重奏団を結成していた。1937年~1953年までナポリのサン・ピエトロ・ア・マジェラ音楽院で教鞭を執り、1954年からは母校の教授となった。1956年からは、ヴィルトゥオージ・ディ・ローマにチェンバロ奏者として加わった。アルテュール・グリュミオーの室内楽録音のパートナーを務めていたこともある。カスタニョーネとの録音はどれもアルテュール・グリュミオー(1921-1986)が30代の壮年期と重なり、最初の黄金期といっても過言ではない。録音歴の長いグリュミオーだが、モノラル期のソナタ録音は瑞々しい音もさることながら表現の点で独自のスタイルを確立した時期であり、ファンの間で最も人気が高い時代といえる。フランコ・ベルギー派の直系の巨匠としてグリュミオーの名は不滅だろう。フランスジャケットのタイトルのドビュッシー:Vnソナタ3番という表記はドビュッシーが作曲した3作目の室内楽という意味でVnソナタは1曲しかない。また調性のEn Sol MajeurはEn Sol Mineureの誤植である。ギヨーム・ルクーのヴァイオリン・ソナタ ト長調も1892年に作曲のこの1曲だけである。作曲を依頼したイザイにより初演された。これは1959年フランス・アカデミーディスク大賞受賞録音!
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