商品コード:1285-054[ASTRÉE] P.ヘレヴェッヘ指揮コレギウム・ヴォカーレ, ハノーファー少年cho.のソリスト / ラッソ:「5声の宗教曲集」・Moduli Qvinis Vocibvs 1751
商品コード: 1285-054
商品詳細:オルランド・ディ・ラッソ(1532 - 1594)は現ベルギー、エノー州のモンス生まれの後期ルネサンスのフランドル楽派の作曲家。ローマ楽派のジョヴァンニ・ピエルルイジ・ダ・パレストリーナと並んで、こんにちでは、フランドル楽派のよく練れたポリフォニー様式を最も代表する作曲家の一人と見做されており、16世紀末のヨーロッパでは最も有名で最も影響力を振るった作曲家であった。作品についてはまだまだしっかり分類に至っておらず、日本語名すらない段階である。以前はオルランドゥス・ラッススと表記された。後期ルネサンスでは最も多作な世界的作曲家であった。全部で優に2000あまりの作品のうち、ラテン語、フランス語、イタリア語、ドイツ語の声楽曲があらゆるジャンルにわたって作曲されている。その内訳は、多数のミサ曲、530曲のモテット、175曲のマドリガーレとヴィッラネッラ、150曲のシャンソン、90曲のリートである。ラッソ作の器楽曲が存在するかは厳密には分かっておらず、作曲しなかったのだとすれば、これほどの幅広い多作家である彼が、当時ヨーロッパ中で流行していたこのジャンルに手を染めなかったことは、大変興味深いことである。AS 44ではバッハの宗教作品の録音で有名なベルギーの指揮者フィリップ・ヘレヴェッヘ(1947-)が録音している。ドイツ音楽の専門家として知られており、中でもバッハから新ウィーン楽派までを得意としている。1970年代にベルギーのヘントでコレギウム・ヴォカーレを設立し多くの録音に携わった。ここでは更にドイツ・ハノーファー少年合唱団からボーイ・ソプラノを起用している。女性ヴォーカルを排した古法に則り、男声と極僅かな器楽伴奏のみで演奏される5声からなる複雑な古楽である。バッハが亡くなった年に近い時期に作曲された「Moduli Qvinis Vocibvs」全曲が演奏される。他に殆ど録音がないだけに古楽ファンには重要な録音だろう。
ヘレヴェッヘの在庫一覧へ