商品コード:1285-012t[TELEFUNKEN] A.リュウ指揮アムステルダム室内o. ハンブルグ・モンテヴェルディcho. E.スポーレンベルク, I.ヤコバイト(s) 他/ バッハ:世俗カンタータ208番B.208
商品コード: 1285-012t
商品詳細:TELEFUNKENでは1962年~1968年頃までにDas Alte Werkシリーズとして古楽器演奏によるカンタータ・シリーズを発売した。この企画を手掛けたプロデューサーは後にSEONシリーズを展開することになるWolf Erichson、またはその一派と思われる。全10枚で修了したが当時古楽器演奏によるカンタータ録音は殆どなく、それ以降、古楽器演奏が主流になるほどのインパクトを与えた。TELEFUNKENはこのシリーズの成功により1970年代から、ついにレオンハルト/アーノンクール指揮によるバッバ:カンタータ・全集の録音に踏み切った。これは大手レーベル初の偉業である。しかしその偉業を完成させる為に必須となったのがこれら初回カンタータ・シリーズ録音であったことは言うまでもない。最初の2曲はアンドレ・リュウ指揮アムステルダム室内o.による世俗カンタータ206/208番で始まった。シリーズの最初を飾る録音となったアンドレ・リュウ(1949-)はオランダ・マーストリヒト出身の指揮者。当時まだ若手だったリュウを起用したTELEFUNKENには先見の明があったといえる。アンドレ・リュウは自身でヴァイオリンを弾きながら指揮をする弾き振りスタイルで世界中で演奏活動を行い、欧米で爆発的な人気を誇っている。ウィンナ・ワルツに特に造詣が深いことで知られ、自身でヨハン・シュトラウス・オーケストラを結成した。ヨハン・シュトラウス2世と同じく、「ワルツ王」のあだ名で呼ばれる。1980年代以降から、演奏するメンバーの衣装も、曲のイメージに合わせて、全く別の服や民族衣装に着替えたりすることもある。また、観客が気軽に参加できる場面も用意されている。テレビでも盛んに放映され、一躍人気指揮者となった。近年では日本をはじめ、アジア各国でもその演奏は知られるようになった。2001年10月に、初めて東京でコンサートを開いて以来、ほぼ毎年秋(2005年・2008・2010年以降は開催なし、2009年は3月に開催)に日本でのコンサートツアーを行う。会場の規模の関係で、派手で大がかりな演出は出来ないものの、カラフルな衣装に奇想天外なパフォーマンスを随所に盛り込んでいる。これらの活動から一部のコアなファンからは軽薄のレッテルを原烈。られる側面もあるが、1960年代初期にはこのようなカンタータ・シリーズを録音していた事実は意外だろう。演奏の質は高く、古楽器スタイルの先駆け的録音として歴史に名を刻む画期的な録音であった。
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