[Le Chant de Monde] R.コーンマン(pf) / バルトーク:Pf曲集/アレグロ・バルバロ, ミクロコスモス~3曲, 組曲Op.14, ルーマニアのクリスマスの歌, Pfソナタ(1926)
商品コード: 1285-004
商品詳細:ロベール・コーンマンというピアニストは仏マイナー・レーベルあちこちに結構録音を残すが、その素性はよく分からない。モノラル期で姿を消している。中でもバルトークは初入荷の珍品。曲はバルトークの中でも特に有名な小品を選んでいる。少なくとも全曲ものよりは面白く聴けると思う。ギーゼキングのように太い音で、うまく音楽をかいつまんで分かりやすく聴かせてくれるタイプ。ショパン、ドビュッシー等幅広いレパートリーがあるが、バルトークはこれ一枚だろう。ロベルト・コーンマン(1924-?)ニューヨーク生まれ。日本では無名に近いピアニスト。'50年代に数点を残した謎のピアニスト。晩年は指揮者として活動した。1947年からカーネギー・ホールでリサイタルを開いていた逸材。1951年よりパリで活動を始め、以後2000年に現役引退するまで続いた。録音は僅かでコンサートが中心だった。温かい音色には何とも癒される。しかししっかりした造形も捨て難く、'50年代的ヴィルトーゾ。フランスのCharlinとClub Mondial du Disqueに数点の録音がある。歌心溢れた素晴らしい演奏なのに誰にも知られていないのは寂しい限り。上手さと豊かな表現力、歌うような楽しめる上質な録音が、今、誰からも顧みられることもなく打ち捨てられたような状態にある。スクリャービンも近年ではロシアピアニズムの影響で聴かれるようになっている。比較的温厚で親し気な曲だけに是非聴いてみることをお薦めする。Charlinのような高音質録音で雰囲気重視のコーンマンの演奏ならピッタリだろう。ロシアンスクールとは全く異なるソフトタッチのフレンチ・ピアニズム!バルトークを弾いて何とも分かりやすく感じさせる演奏が独特の感性!
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