商品コード:1288-032p[Le Club Français Du Disque] J.スタンバーグ指揮ウィーン国立歌劇場o. ウィーン音楽院cho. T.シュティッヒ・ランダル(s) 他/ ハイドン:ミサ曲第9番「ネルソン・ミサ」
商品コード: 1288-032p
商品詳細:スタンバーグは「ネルソン・ミサ」をHaydn Societyに1951年頃録音し、1952年Haydn Society:HSLP 2004で発売したが、これは全くメンバーの異なる1957年頃の録音である点は間違いないようである(1960年説あるが誤りと思われる)。何故レコード番号が1番なのかは不明、謎である。従ってこの番号に限ってはレコード第1号ではないようである。ハイドンの14曲ある中で「ネルソン・ミサ」は第9番。正式は困苦の時のミサまたは深き悲しみのミサとされる。ハイドンの作品の校訂を数多く手掛けた音楽学者、H.C.ロビンス・ランドンは「ネルソン・ミサ」について、「間違いなく、ハイドンによる作曲の中で最も素晴らしい作品だ」と述べた。最も録音が多いハイドンのミサ曲である。「ネルソン・ミサ」を含むハイドンの後期宗教作品には、ロンドン交響曲の影響が見られ、独唱と合唱、および管弦楽の両方に、重要な役割が与えられているとされる。「ネルソン」の由来はグレートブリテン王国艦隊の指揮をとったホレーショ・ネルソンである。「ネルソン卿のミサ」という呼称は決定的となる。ハイドンのパトロンであったニコラウス・エステルハージは、政治的にも経済的にも不安定な状況にあったため、「ネルソン・ミサ」の完成の直前に、楽団の管楽器セクションを解雇してしまっていた。 そのため、ハイドンは、弦楽器、トランペット、ティンパニ、オルガンのみから成るな楽団で演奏せざるを得なかった。その後、後代の編集者が木管楽器パートを創作して付け加えたが、近年の演奏では、(木管楽器を欠いた)原点版の編成が再び受け入れられるようになっている。指揮者ジョナサン・スタンバーグ(1919 - 2018)はオーストリアとロシア系の両の下、ニューヨークで生まれた米国人。レオン・バルザンとピエール・モントゥーに師事。1947年にウィーン交響楽団を指揮してデビューを果たした。彼は、ピアニストのアルフレッド・ブレンデルによるプロコフィエフの第5協奏曲の最初の録音で指揮者を務めた。ハイドン協会を設立したロビンス・ランドンと協力してウィーンで録音を残している。ハイドン協会に録音が多い。ソプラノのテレサ・シュティッヒ・ランダルを起用した「ネルソン・ミサ」は2回目の録音で、ウィーンで録音を行った。
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