[MELODIYA] N.ペトロフ(pf) G.ロジェストヴェンスキー指揮ソビエト国立放送so. / ラフマニノフ:Pf協奏曲4番Op.40, プロコフィエフ:Pf協奏曲3番Op.26
商品コード: 1289-030n
商品詳細:ロシアン・スクールの鬼才、ニコライ・ペトロフ。1943年モスクワ生まれ。ロシアではギレリス、リヒテル後の大物として人気は高い。確かにその経歴は見事、ヴァン・クライバーン・コンクール2位、エリザベート王妃コンクール優勝、「鋼鉄のタッチと万華鏡のような音色」と称賛を得ている。ネイガウスの高弟、Y.ザークの門下生、中でもとびきりの技巧の持ち主。ロシアでもトップクラスの頭がクラクラするような超絶技巧の持ち主である。聴くのも大変なLPだがロシア人はここまでしても技巧曲を弾きたがるらしい。サーカス顔負けの離れ業のような録音が多いペトロフは「ロシアの重戦車」とあだ名を付けられるほどパワーの持ち主。今回はそのパワーを遺憾なく発揮したロシア系のメジャー協奏曲2曲のカップリング。ロジェストヴェンスキー指揮なのでその力は最大限に発揮される。オケを蹴散らすようなソロはやはりペトロフならではのものがある。演奏はこれまでの伝統的な演奏では勿論ない。パワーだけでなくセンスの良さも見逃せない。趣味の良い表情を見せる。メカニック重視のピアニストとは思えない情緒豊かな感性も持っているようだ。ここまで上手いと、ピアノという楽器への限りなき探求心に飽きれるほどである。モスクワ音楽院教授を務めていたらしいが、2011年に亡くなったらしい。どんどんアナログ世代の現役が居なくなっている。第2世代に特長的な超絶技巧派に属するペトロフがしっとりを協奏曲を弾いてくれる。これぞロシアン・スクール生にしかできないラフマニノフ/プロコフィエフの協奏曲。この曲は話題になったらしくHis Master's Voice、Le Chant Du Monde、米Angelからも発売された。西側では実現できない演奏だと分かったからだろう。
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