商品コード:1290-042p[Le Club Français Du Disque] G.セバスティアン指揮南西ドイツ放送o. / J.シュトラウス:美しく青きドナウ, アンネン・ポルカ, 皇帝円舞曲 他
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商品詳細:ジョルジュ・セバスティアン(1903- 1989)はハンガリー生まれの指揮者。後にフランスに帰化する。ブダペスト音楽院でバルトーク、コダーイに学び、1922年ミュンヘンでB.ワルターに師事。1921年にミュンヘン宮廷歌劇場(現バイエルン国立歌劇場)のコレペティートル(練習指揮者)に採用される。1927年ブルーノ・ワルターの推薦でベルリン市立歌劇場(現ベルリン・ドイツ・オペラ)の歌劇場のカペルマイスター(第一指揮者)に就任し、1930年までその任にあった。音楽総監督であったブルーノ・ワルターからの信任が厚かった証だろう。その後はロシアにも転じ、1935年にはムソルグスキーの歌劇『ボリス・ゴドゥノフ』オリジナル版初演の指揮もしている。1946年にパリ・オペラ座管弦楽団首席指揮者に就任。以後オペラ・コミック、フランス国立放送o.等を指揮。クリュブ・フランセにはLPを6点を残す。戦後はフランスに定住。1966年にはフランス国立放送管弦楽団とシャルル・ミュンシュと共に(第2指揮者として)来日もしている。ワルターの下で、カペルマイスター時代に多く演奏された後期ドイツ・ロマン派の作品を得意とするようになる。これは珍しいヨハン・シュトラウスファミリーのウィーン物LP。下積時代の苦労が形になったような、バランスが良く、軽快な見事な演奏である。なかなか大物の仲間には加えてもらえない指揮者だが実力はしっかり持っている。セバスティアンは、1966年にフランス国立放送管弦楽団と来日もしている。シャルル・ミュンシュの副指揮者としてだが、東京、大阪、京都で舞台に上がっている。米国REMIGTONに1950年代初頭から録音があり、職人的指揮者として長いキャリアを持っている。1958年マリア・カラスのパリ・オペラ座デビュー公演でも指揮を務め、信頼に足る「縁の下の力持ち」的な存在。今回は主役としてウィーン物を披露した。オケは南西ドイツ放送交響楽団でこのオケとは録音が多い。ウィーンのオケではないがしっかりとウィーン風味は感じられ堅実で楽しめる演奏である。ドイツのオケを振って、完成度の高いウィーン物を演奏できる点が万能的指揮者の証だろう。マルケヴィチやガリエラのようなタイプ。聴いて損はない!
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