商品コード:1290-026[TELEFUNKEN] K.リヒター指揮ミュンヘン・バッハo. ミュンヘン・バッハcho. M.シュターダー(s) H.テッパー(a) 他/ モーツァルト:レクイエムK.626(ジェスマイヤー版)
商品コード: 1290-026
商品詳細:DGGは独の会社だから、独プレスがベスト!Telefunkenはドイツの会社だから、独プレスがベスト!そう信じて疑わない人々に、もう一度、全てをリセットして、冷静な気持ちで、或いはブラインドで聴き比べてみる勇気はあるだろうか。結果は、今まで当たり前と信じていたことが大きく崩れる現実がある。Telefunken仏プレスはパテプレス、すなわちパテ社の意志が反映する。芸術の中心で栄えたパテ社の意志を信じてみて欲しい。新たな扉が開かれる。1960年に録音されたリヒターのモツレクはなかなか巷の評価が高い録音。バッハ弾きであるリヒターはモーツァルトの協奏曲なども数点録音しており、全く苦手な訳ではない。むしろバッハとモーツァルトは演奏手法上多くの共通点がある。カール・リヒター(1926~1981)は54歳で急逝してしまったあたり、モーツァルトの人生と重なる部分がある。バッハ演奏のように峻厳で厳格な演奏と言えるだろう。多くの宗教作品を録音してきただけに合唱は特に良い。フランスではTEL 8/STEL 8で発売され、その後ステレオのみCTA 8→CTB 8→2C 069-93320と1973年頃までに複数回レコード番号が変更される。このあたりにフランス盤の複雑さがあるが逆に規則性が分かれば、簡単にレコードの年代を知ることができる。同じ番号で長期に亘り再版を繰り返す方式の方が年代判定が難しい。これは1960年に録音されたジュスマイヤー版でモーツァルト:レクイエム の数ある録音の中でもバッハを思わせる激しさと一途な真剣さに貫かれた演奏になっている。宗教曲として厳粛な気分に包まれつつも非常にすっきりと歯切れの良い仕上がり。格調高い名演といって間違いない。マリア・シュターダー(S)の起用も特筆される。シュターダーのクリアーで美しい声が効果を上げている。バッハ以外の曲でもリヒター/ミュンヘン・バッハo.の演奏が大いに評価された録音となった。録音は諸説あり1960年、1961年10月、1961年11月などがある。ここでは1961年10月2日とした。
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