商品コード:1291-062b[Pathé] J.M.ダルレ(pf) L.フレスティエ指揮フランス国立放送o. R.デルモット(tp) G.ロジュロ(cb) パスカルQt. / サン・サーンス:Pf協奏曲5番Op.103, Pf・Tp・SQ・Cbのための七重奏曲Op.65
商品コード: 1291-062b
商品詳細:この曲の決定盤。フラット内溝重量盤が初出。サン・サーンスの協奏曲は録音の少ないマイナーな曲だが、この曲のスペシャリストとしてダルレの名は有名。特にこの5番は、名曲の一つと言ってもいいくらい良い曲と思う。B面約1/3までの、1面プラス1/3を使っている。B面残り2/3がピアノを含む7重奏曲。パスカルQtが参加、勿論ピアノはダルレ。この七重奏も録音が少ないだけに貴重な録音。フランスらしい香り高い演奏。ジャケットは棒付きジャケのみ存在。ペラジャケは2/4番のみ存在。5番の入るDTX 252は棒付きジャケットが最初!指揮者のL.フレスティエはダルレの夫である。ジャンヌ=マリー・ダルレ(1905-1999)はフランスのピアニスト。パリ音楽院でイシドール・フィリップとマルグリット・ロンに師事。ガブリエル・フォーレやカミーユ・サン=サーンス、モーリス・ラヴェルらにも学んだ。14歳でデビューし、16歳で最初の録音を行う。21歳の時にポール・パレーの指揮の下でラムルー管弦楽団と共演し、単独の演奏会でサン=サーンスのピアノ協奏曲を全曲演奏する。ヨーロッパで最初の演奏旅行を行ったのを皮切りに、1980年代に演奏活動から引退するまで定期的に演奏活動を行った。ただしアメリカ合衆国での演奏は、1962年の2月にシャルル・ミュンシュの指揮するボストン交響楽団とカーネギーホールで初共演したのが唯一の機会となった。1958年から1975年までパリ音楽院の教授として後進の指導に当たった。主な弟子にイレーナ・ヴェレッドやマリレーヌ・ドッスらがいる。ヴァルマレットと教師イシドール・フィリップのスタイルを色濃く継承するピアニストの一人であるが、技巧は出来る限り出さず、一音の持つ雄弁さと豊かな表情に心血を注いだタイプだった。ダルレはPathéレーベルを去った後、米国VANGUARDに1964年頃からショパンなどのソロ録音を始める。但し録音は米国ではなく主にウィーンで行われた。技巧派の印象は薄いダルレだが、ことサン・サーンスに関しては何も考えずに選んで間違いはないだろう。
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