[DECCA] E.アンセルメ指揮スイス・ロマンドo. / バルトーク:舞踊組曲, 二つの肖像Op.5, ルーマニア民族舞曲
商品コード: 1291-046
商品詳細:ED1の入荷は希少!SXL 2000番台と思わせるドシンとくる音で、バルトークの曲に生命が宿ったような感じ。曲に足が生えてうごめいている様な気さえする。アンセルメの演奏はとにかく凄いとしか言えない。こういった曲をまったく劇的に舞台のように聴かせてくれる。近代曲としてこれだけ面白く聴けるのは驚異的。この音の魔術師の手品にはまってしまったようだ。アンセルメのシャープで機動力のあるオケでこそ近代作品は輝く。バルトーク作品の録音ではハンガリー勢であるドラティ、ショルティ、クレンペラー、ケルテスらの録音がよく知られている。エルネスト・アンセルメ( 1883- 1969)はスイス西部のフランス語圏生まれなのでバルトークとは所縁がない。しかしアンセルメは同時代の作曲家であるバルトークとは親交があり、録音の前に2人は話し合いを重ね、アンセルメは念入りにリサーチを行ってから録音に望んでるらしい。1956年10月には管弦楽のための協奏曲(オケコン)をモノラル録音(米国盤のみステレオ存在)、1959年にステレオと2回録音していて、関心はあったようである。1953年にはカッチェンのピアノでバルトーク:ピアノ協奏曲第3番の録音もある。決してロシア作品ばかりではなかった。アンセルメの演奏は数学者である事を想起させる緻密でクールな演奏。難曲である事を理由に敬遠されている方には、ここまで解析的な演奏は他になく、第1号LPとして保有する価値の高いLPである。3曲ともこれが初回録音!
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