商品コード:1291-042[DECCA] H.v.カラヤン指揮ウィーンpo. / モーツァルト:交響曲41番K.551「ジュピター」, ハイドン:交響曲103番「太鼓連打」
商品コード: 1291-042
商品詳細:1958年まで英国COLUMBIA(EMI)の専属だったカラヤンは1959年~1965年頃までDECCAに録音を残している。同じ時期のDGGとも録音しているが1959年に初めてウィーンpo.を振ってDECCAにべートーヴェン交響曲7番を録音した。カラヤンの獲得にはDECCAのカルショウが暗躍したと伝えられている。既に1955年からベルリンpo.の常任指揮者に就任したカラヤンは時々DGGに録音を行っていたが頻繁ではない。カルショウが1959年から1965年までカラヤンに名門ウィーン・フィルを振らせるという約束の下でDECCAの録音をさせていたのである。DECCAと提携関係にあったRCAが持つアメリカでの市場はカラヤンにとっても大きな魅力であったはずで、あちこちと複数契約を行い、EMI、DGG、DECCAにまたがって録音をしていた時期である。カラヤン指揮ウィーンpo.の録音にはほとんどカルショウがプロデューサーとして付いた。この6年間に行われたDECCA及びRCA録音(DECCAチームに録音)はカラヤンの録音史の中で特別なグループである。このモーツァルト41番/ハイドン103番は1963年4月の録音であるが既に1959年3月にモーツァルト40番/ハイドン104番が録音されおりRCAで発売されていた。なので先の録音程に新鮮味は薄くなったかも知れない。但し決定的な違いは事らはDECCAからリリースされた点だろう。また音質の良さもさることながらウィーンpo.の音がたまらなく素晴らしい点である。カラヤンが勝手にレガートしたくてもウィーンpo.が勝手にはさせてくれないのだろう。ウィーンpo.の美学とカラヤンの意思が融合された見事な完成度を誇る録音となっている。後にベルリンpo.へ録音したモーツァルトとは別物である。ウィーンpo.の強い意思がカラヤンの意図を退けて高みに達している点がDECCA録音の貴重な所である。
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