[COLUMBIA] H.v.カラヤン指揮ベルリンpo. フィルハーモニアo. ウィーン楽友協会cho./ モーツァルト:アイネ・クライネK.525, アヴェ・ヴェルム・コルプスK.618 他, ヘンデル(ハーティ編):水上の音楽
商品コード: 1291-013
商品詳細:現代の演奏からすると、音の切れが今一とも言えるが、カラヤンらしい重厚なステイタスを意識した演奏で、今、このようなタイプの演奏は無くなった。フルオーケストラを使った贅沢な内容である。現代では小編成で演奏され、すっきりしたタイプが好まれるが、このような厚ぼったい雰囲気もオールドファンには懐かしい。ウィーン楽友教会cho.を使ったアヴェ・ヴェルムも入り、盛り沢山。アヴェ・ヴェルム・コルプスK.618はカラヤン唯一の録音でウィーンで、ベートーヴェン交響曲9番を録音した時期の1954年モノラル録音らしい。聴いたが限りでは真正ステレオのように感じられたが、実際には僅かな電気処理がされ疑似ステレオ化されている。この後1985年バチカンの・サン・ピエトロ大聖堂でのライヴでのデジタル録音まで唯一の録音だった。短い曲だけに録音されたまま放置されてこれまでLP化されなかった音源である。それでこのLPに無理に入れた感は否めないものの、カラヤンがウィーンに遠征したフィルハーモニアo.と現地のウィーン楽友協会合唱団との共演という二度とあり得ない状況での音源だけに興味深い。このLPでしか聴けない貴重な録音である。他の曲は全て1959年と1960年ベルリンでのベルリンpo.を振ったもの。ベルリンpo.との古い英COLUMBIA録音も多くないだけに、カラヤン好きには欠かせない1枚と言える。選曲は月並みといえるが内容は密度が高く充実しており、COLUMBIA時代のカラヤンをタップリ楽しめる内容。音質もオーディオファイル! フランスは英国と異なり発売の度に番号を変更しレーベルも気づかないレベルで少しずつデザインを変えている為、番号の種類は多いがEMI系音源は全てPathéでプレスされていて、突然の音質低下はない。1960年代プレスなら必ず満足のいくプレゼンスを得られると信じられる。尚ヘンデル:「水上の音楽」はハーティ版と呼ばれる6曲からなる組曲でカラヤンはこのハーティ版で順番通りに演奏している。曲によりオケが異なる。アヴェ・ヴェルム・コルプスK.618のみフィルハーモニアo./ウィーン楽友協会cho.で他はベルリンpo.である。
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