商品コード:1292-032[Le Club Français Du Disque] J.ドワイヤン(pf) / ラヴェル:夜のガスパール, 高雅で感傷的なワルツ
商品コード: 1292-032
商品詳細:Le Club Français Du Disque:259。内容はジャン・ドワイヤンによるラヴェルのソロピアノ曲2曲入り。感の良い方は御気付きと思われるが、これは3枚組ロング・アルバムである257-9のラヴェル:Pf曲集の中から3枚目の単売である。共通デザインジャケットに入るのはそれが理由である。Le Club Français Du Disqueはよく行う手法で、3枚以上のアルバム発売では時にこのような単売発売がある。代表作となる1枚だけをこのような形で共通デザインジャケットに入れて廉価盤として販売したようである。但しカップリング変更は行わず、レコード番号もそのままの単純な単売である。既にアルバムを持ちの方には全く必要のない1枚である事をお断りしておく。ジャン・ドワイヤン( 1907- 1982)はご存じ、日本でも人気の女性ピアニスト、ジネット・ドワイヤンの兄である。日本では妹のジネットのようが先に有名になったが、フランスに於いてはジャン・ドワイヤンは1941年から師のマルグリット・ロンの後任としてパリ音楽院の教授に就任し、1977年まで在任した名ピアニストとして名を知られる。1937年にはパリ音楽院からフォーレ賞を贈らている。娘のジュヌヴィエーヴ・ドワイアンもピアニストでピアニスト一家である。ジャン・ドワイヤンの3歳年上には「ラヴェル弾き」ペルルミュテルがいる。作曲家本人に指導を受け、後に校訂譜を出すに至ったペルルミュテルの演奏が揺るぎない事は確かだが、それで他の演奏者が残した録音の価値が落ちる訳ではない。同時代に生きた演奏家が自らの解釈とともに残した貴重な録音である。非常に珍しく、耳にする機会が少ないが、知る人ぞ知る名演。ペルルミュテルより自由度が高いスタイルでいかにもフランス人らしいラヴェル演奏である。廉価盤の単品なので安価としたが、ロング・アルバムをお持ちでない方には良いサンプルになるだろう。これまでに1枚目の257の単売入荷があった。2枚目の258の単売が存在するかは不明。ウィキペディアではジャン・ドワイアンという表記になっているがそれは正しくない。正確な発音はドワイヤンで間違いない。
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