商品コード:1292-026p[Le Club Français Du Disque] A.アルヘンタ指揮チェント・ソリo.cho B.コットレ(br) M.モリョ(nar) D.グアルヌ(cemb) / オアナ:オラトリオ「イグナチオ・サンチェス・メヒアスへの哀歌」 他
商品コード: 1292-026p
商品詳細:アルヘンタの知られざるクリュブ・フランセ録音。作曲家のモーリス・オアナ(1913- 1992)はモロッコ・カサブランカで生まれたユダヤ系フランス人の作曲家。セファルディに属する。モロッコ・カサブランカで生まれる。父親がジブラルタル出身だったために、1976年までイギリス国籍であった。もともとは建築学を学んでいたが、その分野は放棄し、音楽の道を選んだ。ローマでアルフレード・カゼッラに師事し、1946年にフランスに戻る。この頃に "Groupe Zodiaque" を結成し、当時の楽壇の主流派の教条主義と対抗しようとした。地中海の民族音楽などの影響を受けている。当LPとなる「グナチオ・サンチェス・メヒアスへの哀歌」はガルシア・ロルカの詩に曲を付けたオラトリオ。B.コッレト(br)と合唱が掛け合うオラトリオとなっており、ナレーションが入る。打楽器と金管を効果的に用いた曲、現代曲を好まれる方向き。オラトリオといっても宗教色は強くない。チェンバロが効果的に使われる。アルヘンタが選んだからにはそれなりの理由がある。どこか中東のイメージがある曲。B面の後半の「Cembと管弦楽のためのサラバンド」はチェンバロのソロがメインで、静かなオケが後ろで鳴っている感じの幻想的な作品。なぜアルヘンタがこれらの曲に興味を持ったのか不思議ではある。
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