[ODEON] H.ヴァルヒャ(cemb) / バッハ:平均律クラヴィア曲集第1巻B.846‐869(全24曲), 平均律クラヴィア曲集2巻 B.870-893(全24曲)

[ 1292-008 ] Helmut Walcha Bach, Helmut Walcha – Das Wohltemperierte Klavier, Erster Teil Zweiter Teil

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商品コード: 1292-008

作品名:バッハ:平均律クラヴィア曲集第1巻巻B.846‐869(全24曲) | 平均律クラヴィア曲集2巻 B.870-893(全24曲)--合計48曲
演奏者:H.ヴァルヒャ(cemb)
プレス国:ドイツ, Germany
レーベル:ODEON
レコード番号:STO 80603-5/STO 80640-2
M/S:ステレオ, stereo
枚数・大きさ:12インチ, 30cm×6, 箱入り3枚組×2, 6 single records
評価/レコード:6/5 : 全6枚に表面隆起の発生あり・キズはなく鑑賞可能だがゴソゴソと背景音が入る
評価/ジャケット:A
キズ情報:全6枚に表面隆起の発生あり・キズはなく鑑賞可能だがゴソゴソと背景音が入る
レーベルタイプ:【ドイツでのステレオ・オリジナル】---白金輪ODEON(3枚×2), 12時にSTEREO ODEON, 9時に□ELECTROLA放射状ロゴ, 6時にMade in ○○ST33 Germany, グルーヴガード厚手, Rights Society:記載なし, (P)なし, スタンパー/マトリクス:YBEX 1149-2/YBEX 1150-1---以降省略 (ラウンド小文字スタンパー・ELECTROLAタイプ), EMIグループ・ドイツ録音ステレオ製造を示す専用スタンパー使用, 補助マトリクスなし, 再補助マトリクス:なし, ラウンドタイプのELECTROLAプレス, 1960年代製造のスタンパーによる1962年の製造分, 旧番号存在せず, これより古いステレオ・レーベル存在せず, ステレオ最古レーベル・最古プレスである, 更に古いマトリクス存在せず, モノラル存在する, RIAAカーヴである, EMIグループ・ドイツ音源の独ODEON制作ELECTROLAプレス, ノーマル・カップリング, 工場:Electrola Gesellschaft m.b.H studios and pressing plant in Cologne, ステレオ・オリジナル, original for stereo
ジャケット:【ドイツでのステレオ・オリジナル】---外周灰クロス紙表紙箱×2, ODEON, 金ステレオシール付き(横長/丸), それぞれリブレット付き, 表記されたジャケット番号:O 80603-5/O 80640-2(モノラル箱に金ステレオシール付き), Price Code:なし, 背文字:あり(黒色型押・灰クロス紙背景), ジャケ裏年号:なし, (P)(C)なし, ジャケット裏年号:なし, 当社入荷記録で最古の裏年号/存在が確認された年号:不明(年号記載ないが当ジャケットである), 製作:Electrola Gesellschaft m.b.H. Köln., 印刷:記載なし・ドイツ製, これより古いステレオ・タイプ存在せず, ステレオ・オリジナル, original for stereo
トピックス:1961年ハンブルク・ブランケネーゼ・スタジオでのモノラル/ステレオ録音録音, 録音技師:Erich Teenhouse, プロデューサー:不明, 1962年頃Electrola Gesellschaft m.b.H. Köln.によるコピーライト登録・同年独ODEONからモノラル:O 80603-5(第1巻)/O 80640-2第2巻で初リリース, ステレオは同年:STO 80603-5(第1巻)/STO 80640-2(第1巻)・当装丁にて初リリース, これはステレオによる初年度リリース分・オリジナル, どちらも1960年代プレスなので表面隆起の因子を持つプレスで第1巻は軽度な発生あり・第2巻は重度な発生あり, 但しキズではないので鑑賞は可能・但しゴソゴソと背景音が入る, 現在表面隆起の発生がない場合でも100%発生するので注意, 現在は日本だけでなく欧州在中で発生が始まっているプレスが散見される, 1958~1962年にEMIへのチェンバロによる鍵盤作品の主要曲全集録音の一つ, それなりの価格としたがこれがオリジナル, 表面隆起を避けるには1970年代の再版1C 147-29130-4(5枚組箱)という選択がある

商品詳細:今となっては歴史的な録音となってしまったヘルムート・ヴァルヒャのバッハ:平均律クラヴィーア曲集全曲録音。これは1961年の初回録音となる。時代的にモダンチェンバロを用いることが当たり前であり、ヴァルヒャもまたアンマーのモダン・チェンバロを用いて演奏。今ではすっかり希少な存在となってしまったモダン・チェンバロによる録音だが、これはこれで高い音楽性を持つといえる。ヴァルヒャはこの録音の後、1973年から1974年にARCHIVに2度目の平均律クラヴィーア曲集全曲を録音しており、そちらではルッカースとエムシュの歴史的楽器を用いていた。またオルガン奏者でもあるヴァルヒャはオルガン演奏をARCHIVに、チェンバロ演奏をEMI系へと分けていて、分かりやすいことはあった。もし楽器云々で物申す人がいるなら、そういう方はアナログLPなど聴かない方が良い。アナログLPはクラシック音楽の演奏史と不可分に結びついていて、例えばランドフスカがモダン・チェンバロでバッハ演奏を行わなかったなら今のピリオド・チェンバロによるバッハ演奏もまた存在しなかったからである。これらモダン・チェンバロによる演奏史の中で ヘルムート・ヴァルヒャ(1907 – 1991)は大きな存在である。2種類の「バッハ・オルガン作品全集」(1947-1952年/1956-1971年)を録音したオルガン奏者であり、1958~1962年にEMIへチェンバロによる鍵盤作品の主要曲全曲録音を成している。これらの業績からバッハの鍵盤楽器曲演奏における20世紀最高の権威、「もっとも優れたバッハ解釈者の一人」と評される。1歳のときの予防注射の後遺症で極度に視力が弱くなり、盲目のバッハ弾きというキャッチ・フレーズで日本に紹介された。ヴァルヒャのスタイルはそれまでテンポを変え、感情を曲に似せていた演奏を排し、一定のテンポで情感を排し、正確な真面目な演奏を基本としたものである。当時としてはこのスタイルは斬新であり、ドイツ的な演奏スタイルとして高い評価を得た。オルガン、チェンバロどちらも同じスタイルで1980年代当たり前となった古楽器は当時、殆ど録音には使用されず.楽器に対する言及より演奏に対するスタイルが話題の中心であった。今聴いてもアンマーのモダン・チェンバロは違和感のない音色であり、ヴァルヒャの構築性を支えた重要な楽器だったはず。その後レオンハルトらが現れ、トレンドは変化してゆくが、ヴァルヒャの演奏の輝きが失われることはないだろう。残念ながらドイツ盤のオリジナルは当時の材料に表面隆起の因子が含まれており、今なくとも100%表面隆起が発生する。しかし発生していても、背景にゴソゴソ音が入るだけで音楽を鑑賞することは出来る。改めてヘルムート・ヴァルヒャの芸術に身を委ねるのも至福の時間だろう。

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