商品詳細：近年までほとんど誰も知らないピアニストだったセトラック・ヤブルヤン(1930-2006)。高額で有名なものだけ紹介するならば、大手のCD会社と変わらない。当社の使命はこういった録音にこそある。1930年トルコ・イスタンブール生まれ。1948年パリに留学し、A.コルトー、M.ロン等に師事。1953年イヴォンヌ・ルフェビュール・コンクールで優勝。1967年フランスに帰化。録音には恵まれず、国際的名声を得るには至らなかったが、ジャケ裏にA.コルトーが寄せた直筆のコメント(1955年1月27日)が彼の実力を物語る。音楽活動は1998年頃まで行っていたようだ。これ程インパクトの強い「展覧会の絵」は、かつて聴いた記憶が無い。ギリシャ彫刻のような彫りの深い奥行きのあるタッチは、一音一音が宙に漂いながら一つの絵を形作る。そんな映像が浮かび上がる、初めての体験をこの演奏から得た。全体を覆う虚無の香り。色の無い荒涼とした異世界。それがリアルな夢のように襲いかかるこの恐怖。史上最高の「展覧会の絵」と信じて疑わない。他に録音は1980年代からPAR SETRAKとして、シャン・デュ・モンド、SOLSTICE等に存在する。これが彼のデビュー録音にして代表作!これが噂のセトラック・ヤブルヤン(pf)の「展覧会の絵」のオリジナル盤!この曲の頂点に君臨する録音である!この録音以降セトラックを超える演奏には出会っていない。2位を大きく引き離した断トツの超名演!状態の良い盤がなかなか無いのが実状で当社の入荷履歴でも近年盤質7/6の入荷が数年にあっただけであった。セトラック・ヤブルヤンはフランスに帰化した後は単に「セトラック」と名乗りその後フランス・マイナーレーベルに録音を残す。「展覧会の絵」以降の録音は超絶技巧を独創的な表現をミックスし独自の世界感を確立した。

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