商品コード:1295-016[DECCA] L.ガルデッリ指揮ウィーン国立歌劇場o.cho. E.スリオティス(s) B.プレヴェーディ(t) T.ゴッビ(br) C.カーヴァ(bs) 他 / ヴェルディ:歌劇「ナブッコ」(全曲)
商品コード: 1295-016
商品詳細:1965年ウィーン・ゾフィエンザールにて、これが世界初の全曲スタジオ録音となった。当時新人のエレーナ・スリオティスをソプラノに起用。彼女はわずか数点の録音を残すギリシャのソプラノで「第2のカラス」などと言われたが活躍した時期は短い。本来のリリコスピントから、ドラマティコに移行し、さらにメゾ音域も出せたが急速な人気に無理をしたらしい。ある時若くして忽然と録音がなくなってしまった。実際、声質はマリア・カラスに似ていると言われる。発声法の為か、早い時期に引退してしまった。バリトンのティート・ゴッビ(br)は、ほぼ主役のごとく光る演技で非常に上手い。B.プレヴェーディ(t)などDECCAとしては変わったキャストも出ているが、スリオティスとゴッビという、これまでに録音が多いとは言えない2人が肝となり作品を盛り上げている。しかもイタリア人指揮者のガルデッリがウィーン国立歌劇場o.を指揮するという、DECCAとしては珍しく凝った録音。イタリア・オペラにそれほど興味のない方でも、この音質とこのキャストなら満足される事と思う。全曲盤はなかなか入荷しない。指揮者ランベルト・ガルデッリ(ガルデルリ)(1915 – 1998)はイタリア・ヴェネツィアの生まれ。ロッシーニ音楽学校、ローマのサンタ・チェチーリア国立アカデミアに学ぶ。ローマ歌劇場でセラフィンの助手を務め、1944年に「椿姫」を指揮しデビュー。1946年から1955年までスウェーデン王立歌劇場、1955年から1961年までDR放送交響楽団(デンマーク国立交響楽団)、1961年から1966年までハンガリー国立歌劇場、1982年から1985年までミュンヘン放送管弦楽団、1986年から1988年まで再びDR放送交響楽団の首席指揮者を務める。イタリア・オペラ、特にヴェルディの専門家として知られ、あまり演奏されない「アルツィーラ」「アッティラ」等の初期作品も録音しているが、やはりこの「ナブッコ」全曲録音が代表作となった。「ナブッコ」とは旧約聖書に登場する古代バビロン王の名前で、オペラだが旧約聖書の物語である。正直、録音はさほど多くない作品で、このDECCA録音を超えるものはないだろう。1966年ED1相当の紫/銀大デッカ中溝レーベルで初リリースされた。ED1は1966年が製造最終年で完全な初回分しか存在しない希少レーベル!
ガルデッリの在庫一覧へ