[DECCA 他] E.クライバー指揮パリ音楽院o. 他 / コレクターズ・シリーズ・「エーリヒ・クライバー」全10点11枚バラセット
商品コード: 1296-059p
商品詳細:フランス人コレクターが個人として40年に亘って収集した演奏家別のコレクションをそのまま「コレクターズ・シリーズ」としてセットで出すことにした。当社では初の試みとなる。長年かけた厖大な時間はお金には換算できない。また縁あって集まったコレクションを散逸させず後世に受け継ぐことも国を跨いだ文化継承になるだろう。レーベルは複数にまたがり、オリジナル盤だけとは限らない、また意に沿わない国の盤が混じることもある。それらをご承知の上でご検討いただけると幸いである。基本バラセットである。今回は「エーリヒ・クライバー」。エーリヒ・クライバー(1890- 1956)はオーストリア・ウィーン出身の指揮者。指揮者のカルロス・クライバーは息子。プラハ音楽院でピアノ、オルガン、打楽器、指揮を、更にはプラハ大学で歴史、哲学、芸術史を学んだ。1923年にベルリン国立歌劇場の音楽監督に就任、モーツァルトやベートーヴェンなどのオペラを指揮する。彼はユダヤ人ではなかったものの妻はユダヤ系であり、またユダヤ人の友人も多くいた為、1936年ブエノスアイレスのテアトロ・コロンにおける、ドイツ・オペラの首席指揮者になった。1943年から1947年にはハバナ・フィルハーモニー管弦楽団の指揮者を務め、1939年にはアルゼンチンの市民権を取得した。戦後、1951年からは古巣のベルリン国立歌劇場を再び指揮するようになり、1954年には音楽監督に就任したが、東ドイツのドイツ社会主義統一党政権と意見が対立し1955年辞任した。尊敬するモーツァルト生誕200年の日であった1956年1月27日にチューリッヒで急逝した。1940年代後期よりDECCAに多くのメジャー作品を録音している。ゲオルク・ショルティは、14歳の時にクライバーの指揮でベートーヴェンの『交響曲第5番』を聴き、指揮者の道を志した。音楽評論家の門馬直美はエーリヒ・クライバーについて以下のように述べている--「言葉のリズムとオペラの演出効果に天才的ともいえる傑出した感覚をもっていた。これによって、オペラの指揮に独特の境地を開拓したのであり、そうした様式を演奏会の方面にまで押し広げていったのだった。クライバーの音楽は、常に歌っていることが大きな特色で、しかも無軌道に歌わせることをしない。そのために、形式と内容との均衡が巧みに保たれているとも言われるのである。」 ここではDECCAの代表作他と米DISCOCORPのライブ録音を混ぜたセット。
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