商品コード:1296-050nb[ETERNA] H.J.ロッチュ(t) H.グリュス指揮カペラ・フィディチニア / アリア集/モンテヴェルディ, スカルラッティ, ヴィヴァルディ, ブクステフーデ, アルベルト, ブルーンス
商品コード: 1296-050nb
商品詳細:エテルナ社には、歌手出身の指揮者が数人いる。シュライアーは有名だが、ハンス=ヨアヒム・ロッチュ(1929-2013)もテノール歌手として多くの録音に参加していた。シュライアーより地味だが、少なくとも味わいの深さにおいては勝ると思う。これは、新しく録音されたもの。1500~1600年代に生まれた作曲家6人の古い作品を歌う。技師B.ルンゲによる1968年頃の録音。テノール歌手ロッチュの魅力が改めて浮き彫りにされる。器楽伴奏も素晴らしく、ETERNAでなければできない美しいLPだ。ロッチュは1949年からライプツィヒ音楽院で教会音楽を学んだ。1953年に音楽院を卒業後はフリッツ・ポルスターの声楽のレッスンを受け、ライプツィヒ・バッハ・ゾリステンのメンバーとして音楽活動を始めた。1954年には聖トーマス教会のバーゼル公演でヨハン・ゼバスティアン・バッハのヨハネ受難曲のテノール独唱を担当し、テノール歌手としての声望を得た。またラミンの指揮下で聖トーマス教会聖歌隊のボイス・トレーナーを務めるようになり、1965年から1973年までライプツィヒ大学合唱団の指揮者として活躍した。1972年にはマウエルスベルガー(就任期間・1962年 - 1971年)の後任として、トーマスカントルに就任したが、1991年に辞任。その後は2000年までザルツブルク・モーツァルテウム大学の客員教授を務めた。歌手出身でトーマスカントルまで上りつめた音楽家はロッチュ以外にはいなかったと思われる。カンタータ録音で指揮者として大きな仕事を残したが歌手としても一流だった。決して美声ではなかったが彼の誠実で真摯な姿勢がよく表れた録音!1997年4月9日初来日している。
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