商品コード:1296-022[DECCA] S.ヴァルヴィーゾ指揮スイス・ロマンドo. / ボロディン:交響曲2番, チャイコフスキー:幻想曲(交響詩)「フランチェスカ・ダ・リミニ」Op.32
商品コード: 1296-022
商品詳細:指揮者シルヴィオ・ヴァルヴィーゾ(1924-2006)は、スイス・チューリッヒ生まれの指揮者。チューリヒ音楽院でピアノ、ヴァイオリン、クラリネット、トランペット、そして打楽器を学んだあとに、ウィーンでクレメンス・クラウスに師事し、スイス東部の都市ザンクトガレンの歌劇場でデビューした後はバーゼル市立劇場で指揮者を務める。1950年から1962年にかけてバーゼル市立劇場、1959年から1961年にかけてサンフランシスコ・オペラで米国デビューした。ブリテンの『真夏の夜の夢』アメリカ初演の大任を果たした。さらに62年には、グラインドボーン音楽祭、コヴェント・ガーデン王立歌劇場に招かれるなど、順調にキャリアを重ねた。1965年からはスウェーデン王立歌劇場の首席指揮者として活躍。ヴァルヴィーゾはバイロイト音楽祭にスイス人として初めて指揮者として迎えられ、1969年と1970年は「さまよえるオランダ人」、1971年と1972年は「ローエングリン」、1973年と1974年は「ニュルンベルクのマイスタージンガー」を指揮している。また1972~1980年にはシュトゥットガルト州立歌劇場、1980~1986年にはパリ国立オペラの音楽監督を歴任し、ウィーン国立歌劇場にも常連として多く客演した。ドレスデン・シュターツカペレとの録音もある。当時はオペラ指揮者で名声を上げたが何でもこなせる器用な指揮者である。この録音当時ヴァルヴィーゾの名声はそこまでなかったが、当時スイス・ロマンドo.の首席指揮者であるパウル・クレツキ (在任・1967年 - 1970年)が客演を歓迎したこともあって、エルネスト・アンセルメ (在任・1918年 - 1967年)に鍛えられたスイス・ロマンドo.をしっかりと鳴らしている。DECCAでもカタログに穴であったボロディン:交響曲2番に果敢に挑戦して良い味わいを出している。そんなヴァルヴィーゾも2006年に82歳で亡くなった。きりりと早めのテンポで進行する歴代スイス・ロマンドo.の指揮者のスタイルを継承している。
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