商品コード:1297-058[DGG] L.マゼール指揮フランス国立放送o.cho.少年cho. C.エルツォーク(s) M.セネシャル(t) H.レーフス(bs) 他 / ラヴェル:1幕オペラ「子供と魔法」(全曲)
商品コード: 1297-058
商品詳細:マゼールがDGGに移籍した直後、1960年の録音。マゼールはそれまでDGGのラインナップには無かったラヴェルに取り組んだ。分類はオペラなのだが、一聴すると歌入りのバレエ曲といった印象。2部構成で比較的短く、1枚で収まる。S.G.C.コレットの台本を元に、いたずら坊やと周囲の家具や動物のアニミズム的交流を扱った夢幻劇。少年合唱を使い、いかにもフランス的な作り。とても楽しめる。DGGもさすがにこの曲をベルリンpo.には頼まなかった。子供と魔法はモーリス・ラヴェルが作曲した1幕のオペラ。オペラとバレエを融合させた幻想的なオペラ作品で、ラヴェル自身『ファンタジー・リリック(幻想的オペラ)』と名付けている[1]。また『子供と呪文』と表記されることもある。初演は1925年の3月21日にモンテカルロ歌劇場(グラン・テアトル)で、ヴィクトル・デ・サバタの指揮、主役の子供役はマリー=テレーズ・ゴレが担い、演出はラウル・ガンズブール、バレエの場面の振り付けは当時20歳のジョージ・バランシンの担当によって行われ、大成功を収めた。。米国初演は1930年9月19日、サンフランシスコ公会堂にて行われた。日本での初演は、1954年4月5日、日比谷公会堂で、渡辺暁雄、東京フィルハーモニー交響楽団により、演奏会形式で行われた。ラヴェル最後の直弟子であるマニュエル・ロザンタールは「『子供と魔法』はラヴェルの主要作品の一つだが、ラヴェルの秘密めいた感覚や意見が隠された、心情の吐露だと見なせるものだ。このオペラは子供時代ばかりでなく、すべての人間にかかわる作品だと言えよう」[7]さらに「ラヴェルの深いところに優しさが存在しており、優しさこそが多くの人を感動させる。子供への母親の優しさ、動物は勿論のこと、ありとあらゆるものへの優しさこそが人の心を揺さぶるのではないだろうか」と述べている。1947年E.ブール指揮フランス国立放送o.が最初の全曲録音と思われ(SP録音・発売)、仏COLUMBIA~FCX 189で発売された。その後エルネスト・アンセルメ/スイス・ロマンドo.が1954年モノラル録音して以降あまり録音はなかったが、1960年マゼールが突如この曲を録音しステレオ初録音として話題をさらった。アンセルメはステレオ再録音を行わなかったので、ステレオで聴くならマゼールが最も古い録音となる。録音は少なくマゼールの後にはヘルベルト・ケーゲル(1970年)、アンドレ・プレヴィン(1981年)、シャルル・デュトワ(1992年・CD)とう独程度しかない。もうマゼールのアドバンテージは高く、オケもフランスのオケを使っており文句なしの決定盤だろう。録音が少ない割には楽しめるフランス色が濃厚の名作!
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