商品コード:1297-054[DGG] レーヴェングートQt. / ドビュッシー:弦楽四重奏曲Op.10, ラヴェル:弦楽四重奏曲
商品コード: 1297-054
商品詳細:この曲では真っ先に浮かぶ録音。2/3度目CND→VOXもあるが最初のDGGがこの2曲の原点的録音。これは最初のモノ録音。後のステレオ録音に比べ一見穏やかな印象を受けるが、その実内省的な燃焼は激しいものがある。フランスのレーヴェングートQt.が当時ドイツ人の苦手とするフランス音楽の分野でこの曲をDGGに最初に入れた功績は大きい。やや暗めの渋さを効かせたドイツ人好みに仕上げたようだが名演の1つに変わりは無い。名盤の1つとして親しまれている。レーヴェングート四重奏団は1929年パリで結成されたフランスの名門カルテット。創設メンバーは第1ヴァイオリン:アルフレッド・レーヴェングート、第2ヴァイオリン:モーリス・フューエリ、ヴィオラ:J.ジョージ→その後、ルイ・マルティーニ、チェロ:ピエール・バスー。SP期~録音がある。全員ノコロ・アマティのオールドヴァイオリンを使用する。リーダーのアルフレッド・レーヴェングートは1911年パリ生れでカペーQt.のメンバーであったアンドレ・トゥーレに師事している。また作曲家のデュカスに指導を受けている。特にカペーQt.~受け継いだベートーヴェンとフランス近代作品には重きを置いた。1950年には米国デビューを果たし米ALLEGROに初LPとなるモーツァルト:SQ14/16番を録音した。ドイツにも演奏旅行で好評を博しDGGと契約を交わした。ハイドン、モーツァルト、ルーセル、プロコフィエフなどとこのラヴェル/ドビュッシーを録音した。ラヴェル/ドビュッシーは1959年ACCディスク大賞に輝いた。1958年、第2ヴァイオリンがジャック・ゴコフスキーに交代する。1960年代に入ると米VOXと契約を交わし、多くの録音を行い、ラヴェル/ドビュッシーの再録音も行っている。このラヴェル/ドビュッシーは彼等の最初の録音であり古典的名演といえる演奏である。あまり知られていないがラヴェルのみ1曲入り10"で先行発売され、1956年に2曲入り12"化された。ドビュッシーには10"は存在しない。ドビュッシーはハイドンとのカップリングで旧番号にて12"初リリースされた,したがってラヴェル/ドビュッシー12"は両曲にとってオリジナル番号ではない事をご承知いただきたい。但しラヴェル/ドビュッシー12"として1959年にACCディスク大賞を受賞したLPである。アナログとはこういうモノであり、オリジナルを追及するという事は困難を極める道であるという点を良く留意されたい。ラヴェル/ドビュッシー12"は価値がないといことは決してない。オリジナルな発売ではないという事実だけである。
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