商品コード:1297-051[ARION] F.エルフェージュ(vn) J.マルタン(pf)/ スーク:VnとPfのための4つの小品Op.17, ドヴォルザーク:スラヴ舞曲Op.46-1, マルティヌー:Vnソナタ1番, スメタナ:詩的ポルカOp.8-2 他
商品コード: 1297-051
商品詳細:ARIONのチェコ企画の一つ。4曲のVnソナタをマルセイユ生まれの女性Vn奏者、フローラ・エルフェージュ(vn)とリヨン生まれのピアニスト、ジャン・マルタン(pf)のデュオで聴かせる。録音は1973年頃。エルフェージュは1949年からパリ音楽院で学び、マルセル・ルイナールに師事。1954年ジュネーヴ国際コンクールで優勝。フランス国立放送o.のソリスト。彼女は生粋のフレンチながらなかなかボヘミアンな気分を醸し出す。抑えた弦から伝わる微かなヴィブラートがなかなか良い。フローラ・エルフェージュはマルセイユ生まれのヴァイオリン奏者。4歳からヴァイオリンを始め、パリ音楽院でマルセル・レイナルに師事し1946年音楽院の一等賞をとる。1953年フランス南部のグルノーブル音楽院に教師として赴任した。1954年ジュネーヴ国際コンクールで入賞。同年からフランス国立放送o.のソリストとして活動。最初の録音はARION:ARN 37169(プルーストの「失われた時を求めて」)と題したヴァイオリン作品集である。この時からピアノのジャン・マルタンとはデュオで活動してる。この他チェロのジャック・ヌーヴィエを加えたピアノ・トリオであるデルタ・トリオを1973年に結成している。またマックス・コステ (クラリネット奏者)、 ミシェル・ガルサンマルルー (ホルン奏者)、アンドレ・ギルベール (フルート奏者)と室内楽演奏も行っている。エルフェージュのLP第2作目がボヘミアのVn作品4曲を収録した当LPである。ジャン・マルタンは1927年リヨン生まれの男性ピアニスト。パリ音楽院でイヴ・ナットに師事。1952年イタリアのヴィオッティ国際コンクールで優勝。1970年頃からARIONに多くの録音を残す。エルフェージュのスタイルはタップリのヴィヴラートを聴かせた名人風でロマンチックである。チェコ作品によくマッチした音色といえる。濁りの少ない澄んだ音で厚い中音域を持つ。ARIONの看板ヴァイオリン奏者であるアニー・ジョドリより線が太かもしれない。2人とも女性Vn奏者という点で共通しているがタイプが異なる。ARIONでは曲により分けているようだが、出番はアニー・ジョドリのほうが多いのは事実。しかしエルフェージュはノスタルジックな雰囲気を作るのに長けたヴァイオリン奏者である。ARIONに数点のピアノとのデュオ作品を室内楽作品のLPを残している。スメタナの3曲は全てピアノ独奏曲でエルフェージュは参加せずジャン・マルタン(pf)のソロ演奏となる。時間的には短い。スーク:VnとPfのための4つの小品Op.17は1950年代よりリバールなどにより録音がある曲。
エルフェージュの在庫一覧へ