商品コード:1297-049[ARION] M.デュボスト(fl) B.オードブール(cemb) / ドヴィエンヌ:4つのFlソナタ
商品コード: 1297-049
商品詳細:フランソワ・ドヴィエンヌ(1759-1803)は、1759年仏生まれの優れたフルート奏者。1795年にパリ音楽院のフルート教授になってから、Flを含む多くの室内楽、協奏曲を作曲。フランスのモーツァルトとも呼ばれる程、その作風は典雅を極めている。この3曲のFlソナタは、「マレの伯爵夫人に」と副題の付いた作品。もう1曲、通奏低音付のソナタが入っている。モーツァルト的ギャラントな雰囲気が漂う。これらソナタは、実に愛すべき作品であり、フルート好きでなくとも、楽しめることうけあい。音質も第一級!! ドヴィエンヌはコンセール・スピリテュエルで演奏し名声を博し、パリ音楽院の教授も務めた。彼は当時、4キー、6キーの楽器が出回っていたにも関わらず、バロック時代の1キーフルートを固守していたという。これらフルート・ソナタは、通奏低音付きのソナタとして作曲されたので、出版された当時は、フルート・パートとバスのパートの2段で構成された譜面であった。実際には、ピアノ伴奏の右手が加わらなくてはならないので、その仕上がりが演奏に大きく影響してくる。ドヴィエンヌの作曲のスタイルは、よくモーツァルトと比較される。確かに音楽そのものの持つモーツァルトの天才性には及ばないものの、心を近づけてその音楽に親しんでみると、優雅さ、闊達さなど上等な味わいが隠されていることに気付くだろう。フランスのモーツァルトと言っても構わない程の軽やかな作品たちである。
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