商品コード:1297-047[ARION] U.ライネマン(br) C.イヴァルディ(pf) / シューベルト:歌曲集(16曲)
商品コード: 1297-047
商品詳細:ウド・ライネマン、1942年独ラブベック生まれ、1962~7年モーツァルテウムで学び、パリとジュネーブの国際コンクールで優勝。1970年代スペインのマリア・ミランダとヴォーカルユニットを結成。ARIONに幾つかの録音を残す。今までのドイツ人にはない端正で甘味のある声質は多くのファンを持つ。男が聴いても一種の憧れを感じる理想的な声。新しい世代のバリトン。1972年同じARIONに籍を置くC.イヴァルディのピアノ伴奏で16曲を収録したレアな1枚。ディースカウが駄目な方でもこれならOK!バリトン歌手ウド・ライネマン(1942-2013)はドイツ・リューベック生まれの歌手。ARIONに多くの録音とGuilde Internationale Du Disqueに数点を残す。フランスで亡くなったところを見ると、フランスに移住して、ドイツ語歌曲の先生をしていたと思われる。ライネマンは1962年から1967年に、ウィーン音楽アカデミーとモーツァルテウムで学んでいる。ザルツブルクではエリック・ヴェルバとW.シュタインブリュックにも学ぶ。1967年にウィーンで一等賞を受賞し、ボルドーで初のリサイタルを行い、1970年にサチャシュナイダー財団賞(パリ)とジュネーブ国際音楽祭でメダルを獲得した。彼のキャリアは、歌曲、オラトリオ、オペラの分野で活躍した。1975年に彼は、アナ・マリア・ミランダ、クララ・ヴィルツ、ジャン・クロード・オルリアックと、リーダーカルテットと呼ばれるボーカル・カルテットを結成した。これは、ヨーゼフ・ハイドンのボーカル・トリオとカルテットの全てを世界初演で録音したリーダー・カルテットとなる。彼は、フーゴ・ヴォルフの死後の歌とクララ・シューマンの歌を世界で初めて録音した。自身の名を冠した国際マスタークラスを主催していた。ドイツ人だがフランスで活躍したバリトン歌手である。競争の激しいフランスの楽壇に於いて少なからず録音がある点は大いなるキャリアだろう。声質はすっきりクリアで外連味のない清廉なタイプ。この声ならフランスでも人気が出るだろう。ドイツ人はもっと太く灰汁の強いバリトンを好むと思われる。同じバリトン歌手のフィッシャー=ディースカウと比較すればまるでテノールのような印象を受ける。ここではシューベルトの歌曲15曲を爽やかに歌っている。伴奏はやはりARIONに録音の多いクリスチャン・イヴァルディ。男性歌手には厳しいフランスで成功を収めたバリトンなので日本人には聴きやすいだろう。シューベルト:歌曲集は2枚あり、1977年にARN 38424をイヴァルデイのピアノでリリースしている。
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