[DECCA] I.ケルテス指揮ロンドンso. エディンバラ祝祭cho. W.クレン(t) T.クラウセ(br) / 「モーツァルト:フリーメイソンのための音楽全集」全10曲
商品コード: 1297-015
商品詳細:映画「ダ・ヴィンチ・コード」で、モーツァルトとフリーメイソンの関係は、もはや公然となった。「MASONIC MUSIC」なる特殊ジャンルもモーツァルトくらい。重唱とカンタータに属する曲として扱われる。モーツァルトにとって、フリーメイソンの為に書いた曲も他の曲と同様に創作の結果にすぎなかったようだ。しかし、残された曲は俗っぽい重唱とは全く異なる大まじめな作品。少々お世辞も混ぜて、モーツァルトの才能を余すところなく表している。このケルテス盤が最高の音質である点は間違いないだろう。フリーメーソンは18世紀のヨーロッパで流行し現在も続いている社交団体で、信仰自由と会員のみに通用する独特な教義や講演を以って活動している。モーツァルト自身も入会しており、オペラ『魔笛』のストーリーはその入会儀礼に従ったものと言われている。小カンタータ「高らかにぼくらの喜びを」K.623は死の20日前に完成させた曲であり、モーツァルトはこそまでフリーメーソンに入れ込んでいたようである。フリーメイソンのための音楽はモーツァルトだけではなくサリエリやケルビーニも書いていてヨハン・クリスチャン・バッハもロンドンでフリーメイソンに入会したと言われている。モーツァルトの父、父のレオポルド・モーツァルトもフリーメイソンであったと言われている。モーツアルトの階級は下級の階級だったと言われている。大物ではヨーゼフ・ハイドンも確実視されている。このように作曲家にフリーメーソンの会員は多かったようであるが、作品となると質、量ともモーツァルトが圧倒している。ターナヴァウトにはLP2枚組の完全な全曲LPがあったが、このケルテス盤もほぼ網羅した録音集らしい。DECCAという事で信頼が置ける良質LPである点は間違いない。何故ケルテスが録音する事となったのかは判然としない。
ケルテスの在庫一覧へ