商品コード:1299-061p[DECCA] C.シューリヒト指揮ウィーンpo. / メンデルスゾーン:序曲集

[ 1299-061p ] Mendelssohn - Vienna Philharmonic Orchestra - Carl Schuricht – Mendelssohn Overtures



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商品コード: 1299-061p

作品名:メンデルスゾーン:序曲集/演奏会用序曲「フィンガルの洞窟」Op.26, 演奏会用序曲「美しいメルジーネの物語」Op.32 |戯曲「 リュイ・ブラース」のための序曲Op.95, 演奏会用序曲「海の静けさと幸ある航海」Op.27
演奏者:C.シューリヒト指揮ウィーンpo.
プレス国:英国, United Kingdom
レーベル:DECCA
レコード番号:LXT 2961
M/S:モノラル, monaural
枚数・大きさ:12インチ, 30cm×1
評価/レコード:7
評価/ジャケット:A
キズ情報:
レーベルタイプ:【英国での第2版】---金ツヤ外溝, 12時にMade in England, 10時に破線〇 LONG PLAYNG 33 1/3 RPM, 2時にffss耳マーク, フラット重量, 表記されたレコード番号:LXT 2961, Tax Code:N/T(1953年4月~1955年10月を示す)・最古, Rights Society:記載なし, (P)なし, スタンパー/マトリクス:ARL.-2121-3A/CA ARL.-2122-4A (ラウンド大文字スタンパー・英DECCA旧タイプ), DECCA規格モノラル製造を示すARL/CA ARL***で始まりレコード番号を含まない英国型英国専用マトリクス使用, 補助マトリクス(3時):UB/UK, 再補助マトリクス(9時):1/21, カッティング担当者:イニシャルAのGuy Fletcher (ガイ・フレッチャー)を示す, 1950年代製造のスタンパーによる1955年頃製造分, 金ツヤ内溝レーベル存在する(1954年分), 1955年に一部10"発売あり, 最古レーベル・最厚プレスではない, 更に古いマトリクスは存在するか不明, RIAAカーヴではない, ステレオ存在せず, 英DECCA音源の英DECCA製作プレス, カッティング担当の前任者:なし, 工場:Decca Record Co. Ltd., Pressing Plant, UK, 第2版, 2nd issue
ジャケット:【英国での第2版】---ラウンド折返両面コートペラ"aka scalloped" (ホタテ貝の意味), 表記されたジャケット番号:LXT 2961, Price Code:なし, 背文字:なし(初期の証拠), (P)(C)なし, ジャケ裏年号:R.S.1.56, 当社入荷履歴上で最古の年号/存在が確認された年号:R.S.3.55(当ジャケットではない), 製作:The Decca Record Company Limited. London, 印刷:R.S.---Robert Stace Ltd. London, 折返両面紙ペラタイプ存在する, これより古いタイプ存在する, 英国での第2版, 2nd issue in UK.
トピックス:1954年4月26-27日ウィーン・ウィーン楽友協会のグローサー・ザールでのモノラル録音, 録音技師:Cyril Windebank, プロデューサー:Victor Olof, 編集/カッティングマスター:Guy Fletcher, 英国では1954年The Decca Record Company Limited. London によりコピーライト登録・同年英DECCA:LXT 2961(金ツヤ内溝レーベル・フラット盤・折返両面紙ペラ・裏年号R.S.3.55)にて初リリース→1956年6月同一番号・金ツヤ外溝レーベル・フラット盤・ラウンド折返両面コートペラホタテ貝・裏年号R.S.1.56(当盤)→1959年ACL 33---と変更される, これは1956年発売の第2版だが希少で音質は大差無い十分なモノラル・オーディオファイルプレス!1955年7月2曲入り10"・LW 5193も発売あり(Op. 26+Op.95), フィンガルの洞窟はCHSレーベルにバイエルン放送so.と再録音した, 金ツヤ内溝レーベルの入荷はない(超希少), 演奏:★★★★★+, 音質:★★★★+

商品詳細:1954年モノラルのみ発売のシューリヒトの珍しい一枚。メンデルスゾーンの序曲ばかり4曲集めたもの。ウィーンpo.を振る。1曲目は最も有名な「フィンガルの洞窟」序曲。メンデルスゾーンの場合、この序曲というのは、独立した管弦楽曲として存在している(全6曲)。オペラの一部ではない。その為、序曲集として録音されることがある。ここでも、シューリヒトは独自のリズミカルなテンポ運び、歯切れのよい音節等、シューリヒト節を展開。DECCAのシャープな音と混じり合い、強いエネルギーを発散する。カール・シューリヒト(1880~1967)は偉大な指揮者としてDECCAに迎えられたが、在籍は1949年~1956年までの僅か5年間であった。完全主義者でわがままなシューリヒトに対してしびれを切らしたDECCAの首脳人が放逐したらしい。その後VSMに移籍するがそこでもトラブルを頻発して1960年を迎える以前についにコンサートホール系レーベルという墓場に追放されてしまうのである。しかしシューリヒトの凄いところはコンサートホールでの二流のオケと一流の録音を多数作り上げ、コンサートホールのイメージアップに大きく貢献するのである。彼のその拘りがあればこそ、このような細部まで練り上げられた名演が生まれるのである。世の中は思うようにいかないものだと諦める前に、首を切られても自身のポリシーを貫き大きな遺産を残したカール・シューリヒトという指揮者を思い出すべきだろう。結局、ショルティのようにある程度イエスマンを貫いた指揮者は晩年大成したが、既に完成していたシューリヒトのような指揮者はレコード会社にとって諸刃の剣である。どうコントロールするかが鍵となる。DECCAの場合ジョン・カルショウという若手が就任した事で、多くの大物が移籍したが、それでもDECCAはトップレーベルとして世界に君臨した。その遺産は計り知れない規模である。少ないながら全盛期のシューリヒトの録音が聴ける事を良しとすべきだろう。

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