商品コード:1299-019[Résonances] L.マルタン指揮パリ・ソリスツo. / モーツァルト:セレナーデ9番K.320「ポストホルン」
商品コード: 1299-019
商品詳細:仏マイナー・レーベルResonancesの第1号。モーツァルトのセレナーデの中でも、ひときわ目立つ傑作。実にモーツァルトらしさを感じさせてくれる曲なので録音は多いが、このL.マルタンの'50年代モノラル録音も忘れてはならない演奏だ。パリo.のソリスト達で構成された、ラテン色が良い意味で色濃く出た元気な演奏。しかし、あっけらかんとしたものではなく、そこには、そよ風から突風までの多彩な変化とダイナミズム、そして、デリカシーすら感じられる。モノラル期の名演!ルイ・マルタン(1907- 1978)はフランス・ナント出身の指揮者。1920年代より地元ナントのオーケストラで指揮活動を行う。1945年からストラスブール教職者合唱団を指揮し、1967年に合唱団がストラスブール大聖堂聖歌隊に改組された後も指揮者を務めた。また、1948年~1955年まではストラスブール放送交響楽団の首席指揮者も務めた。1960年~1973年までフリッツ・ミュンシュの後任としてストラスブール音楽院の院長を務めた。録音の大半がRésonancesに集中している。Résonances 1にモーツァルト:セレナーデ9番K.320「ポストホルン」があり、Résonancesレーベル創設時から看板指揮者として特にモーツァルトを中心に録音がある。尚、オケのパリ・ソリスツo.(Orchestre des Solistes de Paris)は詳細不明だが、パリ管やレ・ソリスツ・ド・パリとは別団体で、当時存在していた団体と思われる。或いはRésonancesの録音専用の臨時編成のアンサンブルの可能性も高い。古い時代の指揮者だがどっしりと落ち着いたテンポで奇をてらわず、品位が感じられる優美な演奏を見せてくれる。古き良き時代のフランス的なものを持ち併せた指揮者といえる。1970年頃までConcert Hall Society等に録音を残した。パリのパドルー管弦楽団等も振っている。ステレオ期には絶滅したこの遅くて優雅な演奏はもはや1950年代の初期盤の中にしか存在しない。貴重な録音である!
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