商品コード:1299-010[PHILIPS] K.エンゲル(pf) / バッハ:平均律クラヴィア曲集第1巻~(13曲)

[ 1299-010 ] Bach, Karl Engel – Das Wohltemperierte Klavier



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商品コード: 1299-010

作品名:バッハ:平均律クラヴィア曲集第1巻~(13曲)/前奏曲とフーガ第1番B.846, 前奏曲とフーガ第2番B.847, 前奏曲とフーガ第3番B.848, 前奏曲とフーガ第5番B.850, 前奏曲とフーガ第6番B.851, 前奏曲とフーガ第7番B.852 | 前奏曲とフーガ第11番B.856, 前奏曲とフーガ第13番B.858, 前奏曲とフーガ第15番B.860, 前奏曲とフーガ第16番B.861, 前奏曲とフーガ第21番B.866, 前奏曲とフーガ第22番B.867, 前奏曲とフーガ第23番B.868
演奏者:K.エンゲル(pf)
プレス国:フランス, France
レーベル:PHILIPS
レコード番号:A 00582 L
M/S:モノラル, monaural
枚数・大きさ:12インチ, 30cm×1
評価/レコード:7
評価/ジャケット:A
キズ情報:
レーベルタイプ:【フランスでのオリジナル】---アズキ/銀Minigroove外溝, 厚手(グルーヴガード以前の厚手盤), 外周3cmに盛上(カマボコ)あり, Rights Society:記載なし, (P)なし, Price Code:なし, スタンパー/マトリクス:AA 582 1L D1 380/AA 582 2L 380 (ラウンド大文字スタンパー・仏PHILIPS初期タイプ), PHILIPS規格モノラル製造を示すAA***で始まりレコード番号の一部を含む専用マトリクス使用, 補助マトリクス:両面にMade in Franceの刻印あり, 再補助マトリクス:なし, 1950年代製造のスタンパーを用いた1959年頃の製造分, 旧番号存在せず, 内溝フラット盤存在せず, 赤/銀Minigrooveレーベル存在せず, これより古いレーベル存在せず, フランスでの最古レーベル・最厚プレスである, 更に古いマトリクス存在するか不明だがかなり初期, ステレオ存在せず, RIAAカーヴであると思われる, PHILIPS音源の仏PHILIPS制作プレス, 工場:Société Phonographique Philips, フランスでのオリジナル, original in Fr.
ジャケット:【フランスでのオリジナル】---折返表半ツヤペラ, 7時にPHILIPS, 表記されたジャケット番号:A 00.582 L, Price Code:なし, 背文字:あり(黒色・白背景), (P)(C)なし, ジャケット裏年号:なし, 当社入荷履歴上で最古の年号/存在が確認された年号:不明(年号記載ないが当ジャケットである), 製作:Société Phonographique Philips, 印刷: 記載なし・フランス製, 見開きタイプ存在せず, フランスでこれより古いタイプ存在せず, フランスでのオリジナル, original in Fr.
トピックス:1957年頃スイスでのモノラル録音と思われる, 録音詳細不明, フランスでは1959年頃Société Phonographique Philipsによりコピーライト登録・同年仏PHILIPS:A 00582 L(当装丁)にて初リリース, これはフランスでの初年度リリース分オリジナル, フランス以外の国では未発売と思われる, 全曲録音はなくこの1枚のみの録音, ドイツ語圏も販売用途として・ジャケット裏は独語/仏語の2か国語表記

商品詳細:ほとんど存在すら知られていないK.エンゲルの平均律。全曲録音は無く、この1枚だけ。1950年代の発売。入荷の少ないレア盤。エンゲルは1923年スイス・バーゼル近郊で生まれ、パリ音楽院でコルトーに学んだ。1952年エリザベート王妃コンクールで2位。彼のバッハ録音はこれのみ。この時代としては歯切れの良いクリアーなタッチで、テンポも一定に保つ。テューレック等のような濃厚な味わいは無いが、軽妙で速いパッセージはより速い。飽きのこないスタイル。カール・エンゲル( 1923 - 2006)はスイス・ビルスフェルデンの生まれ。悲しいかなカール・エンゲルは日本で名前程度が知られるだけで、全く正当な評価を受けていないピアニストだろう。1942年から1945年までベルン音楽院でパウル・バウムガルトナーに師事。その後パリに行き、1947年から翌年までエコールノルマル音楽院でアルフレッド・コルトーの指導を受けた。1946年には既に演奏活動を開始している。1951年にはフェルッチョ・ブゾーニ国際ピアノ・コンクールで3位、1952年にはエリザベート王妃国際音楽コンクールで2位入賞。1958年から1986年までハノーファー音楽演劇大学で教鞭を執り、63歳で退任するまでその職責を全うした。1989年から世界各地でマスター・クラスを開いた。実力もあり、モノラル期からEMI系レーベルにも録音があるピアニストなのである。1970年代にTELEFUNKEN/VALOISにレオポルト・ハーガー/モーツァルテウムo.とのモーツァルト:Pf協奏曲全集を録音し、それは国際的に高く評価を得ている。しかし室内楽奏者として、またヘルマン・プライ、フィッシャー=ディースカウらの伴奏ピアノを務めていたこともあり、伴奏ピアニストとして見られてしまった感があるかも知れない。その為かバッハの平均律を録音しているのに、これは全く知られていない1枚となっている。平均律クラヴィア曲集第1巻~13曲だけを抜粋し1枚に収めた選集1枚物である。前奏曲とフーガ第1番はエドウィン・フィッシャーのように速いテンポで弾いている。エンゲルはこの曲を濃密に情緒的に弾くことに興味はなかったようで、タイトルの通り練習曲としてのアプローチを崩していない。練習曲を練習曲として13曲弾いている。その為、調性の違いには敏感であり、曲ごとの特徴をしっかり掴んで、教授のごとく平均律クラヴィア曲集のあるべき姿を表現している。これが平均律クラヴィア曲集の正しい姿である。--と言わんばかりである。

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