商品コード:1300-007[PAVANE] R.レダエリ(pf) / バッハ:アンナ・マグダレーナ・バッハの音楽帖~23曲
商品コード: 1300-007
商品詳細:ベルギーのレーベル、PAVANE社の1980年頃のリリース。アンナ・マグダレーナ・バッハの音楽帖~鍵盤曲のみ23曲を抜粋したLP。アンナ・マグダレーナ・バッハの音楽帖は曲別の区分ではなく制作別の作品群の区分けになる。この名で知られる手稿譜は2つ存在し、それぞれ1722年と1725年に書き始められている。1722年のものはフランス組曲の第1番から第5番と他4曲。1725年のものは1722年分を含まない全45曲からなり、鍵盤曲以外の声楽作品も含まれる。ここにはバッハ以外の作曲も含まれるようである。全曲を録音したLPは少ない。鍵盤作品のみを1枚に抜粋した録音は時折見かける程度で録音が多いとは言い難い。有名な「メヌエット」ト長調 BWV Anh.114も含まれる。これは偽作でクリスティアン・ペツォールトの作であることが解っているが「バッハのメヌエット」 として親しまれている為、バッハの曲として紹介されるのが通例である。当LPでもA面のトップに配置されている。短い曲だけにピアノ演奏は意外にも少ない。バッハの後妻でソプラノ歌手である旧姓アンナ・マクダレーナ・ヴィルケに贈った曲集である。バッハの死後は息子たちからの援助はなく、ライプツィヒ市当局やライプツィヒ大学からの支援、臨時の寄付等により慎ましく余生を送ったといわれる。彼女の目を通して語られる1967年発表の映画「アンナ・マクダレーナ・バッハの日記」は今では伝説化しており、作曲家大バッハとは別の派生ブランドとなりつつある。ベルギーのピアニスト、ロベール・レダエリによリ丁寧に演奏されるこれらの名曲を一度は聴いておくことはバッハの家庭人としての側面を知る上で欠かせないだろう。ピアノの音も良く、バッハ・ファンには是非聴いてほしい。名曲ゴルトベルク変奏曲と平均律クラヴィアのトップの前奏曲2曲でLPを締めくくるサービス精神あふれるLP!
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